スタディハッカー社が提供する「シャドプラス」は、従来型のシャドーイングアプリとは違って、シャドーイング前の準備を丁寧に行うのが大きな特徴です。
でも、「準備を丁寧にすると何が良いの?」「どんな効果があるの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか?
発音に特化してシャドーイングを行うシャドテンは、「発音の聞き取り」には大きな効果がある一方で、そもそも英文の理解ができていない人には向いていません。
一方、シャドプラスは英文の理解を深めてからシャドーイングに入ります。
- 単語の理解
- 英文の理解
- 発音の確認
- シャドーイング
総合的な英語力を上げていけるので、あらゆる英語学習者にメリットがあるのです。
ただし、トレーニングの意味を理解していないと、「手順が長くて面倒」と思ってしまう人もいるでしょう。
そこで、英語講師歴20年以上で、シャドーイング指導も10年以上行っている私が、シャドプラスのトレーニング内容をわかりやすく解説し、どんな効果があるのかお伝えしていきます。
シャドプラスは、本格的なトレーニングで確実に英語力を上げたい人におすすめのアプリです。トレーニングの意味が理解できたら、実際にトレーニングを体験してみましょう。あなたの英語力をしっかり底上げしてくれるはずです。
シャドプラスの料金プランや評判、体験レビューは、以下の記事をお読みください。
\7日間の無料体験実施中!/
科学的シャドーイングで英語力を底上げ!


Anne(アン)
英語講師/学習コンサルタント
大学時代、英語科に進学したものの英会話力はゼロ。悔しさをバネに努力を重ね、留学なしでTOEIC980点・英検1級を取得。自らの経験をもとに、英語学習に役立つ情報を発信しています。
詳しいプロフィールはこちら
シャドプラスのトレーニングの流れを解説


シャドプラスのトレーニングの流れを画像とともに詳しく解説します。どのように学習が進むか、イメージしやすいかと思います。
リスニング
まずは、教材のリスニングをおこない理解度をチェックします。再生速度は変えられますが、まずは通常音声で聞いてみましょう。


最初にリスニングを行うことで、学習開始時点での自分の実力をチェックできます。
どれぐらい理解できたか、初回リスニング時の感覚を覚えておきましょう。
トレーニングを通じてだんだんと聞き取れるようになる実感を得られます。
単語学習
次に教材で出てきた単語の確認をします。単語の音声も聞け、テストモードで理解のチェックも可能です。


知らない単語がどれぐらいあるかチェックしておきましょう。
聞き取れない原因が語彙不足にあるのか、発音の聞き取りに問題があるのか判別したいです。
知ってる単語なのに聞き取れなかった場合は、発音をしっかり確認しましょう。
英語、日本語の表示を自由にON、OFFできます。英語を見ながら日本語の意味を思い浮かべたり、日本語を見て英語にしたり、学習目的に合わせていろんなパターンで練習できます。
チャンクリーディング
次にチャンクリーディングをおこないます。チャンクリーディングとは、英文を意味のかたまり(チャンク)ごとに読んで内容を理解していく学習法。読解のトレーニングですが、リスニングで理解のスピードを上げるのにも役立ちます。
チャンクごとに意味を確認したあとは以下のようなトレーニングを行います。
音読:英文を見ながら声に出して読み上げる
サイトトランスレーション:チャンクごとに英語から日本語に”瞬時”に訳すトレーニング
Read and look-up:チャンクを見たあと、顔を上げてチャンクをリピートする学習法


「まとめて再生」を選べば、冒頭から順番に自動で音声が再生されていきます。自分のペースで学習したい人は、気になる文章だけ手動で再生することも可能。
細かい調整が可能なので、トレーニングに慣れてきたら、自分流にチャレンジしていくのもおすすめです。
英語と日本語では、単語の語順が大きく変わります。チャンクリーディングで英語の語順で理解する癖をつければ、読解のスピードが上がります。
きれいな日本語に訳す必要は無いので、英文の流れに沿って頭から理解できるように練習してください。最終的には、日本語を介さずに内容が頭に入ってくるように目指します。
シャドーイング
その後はいよいよシャドーイングです。まずは英文を見ながらのシャドーイング、それから英文を見ずに音声のみのシャドーイングをおこないます。
音声変化のポイントを表示することもできるので、確認しておきましょう。


細かいスピード調整も可能です。同じ英文をくり返し練習して、上手にできるようにしていきます。
添削ありのフィードバックプランを申し込んでいれば、このあとに音声を録画して提出。翌営業日には返事があるので、アドバイスに従ってさらに練習をするとシャドーイングの効果が高まります。
シャドーイングでは音声の後すぐに発話するので、正しい発音を再現しやすいです。英文を見ずに行うシャドーイングは難易度が高いですが、リスニング力アップにはぜひチャレンジしましょう。
英文を見ながらだと、つい音声を聞かずに「英文を読む」だけになってしまいがち。聞き取りが苦手な人ほど、音声のみのシャドーイングにも力を入れてください。
日本語訳の確認
最後に日本語訳の確認をします。
チャンクリーディングの時と違って、自然な日本語での訳になっています。改めて意味を確認して、自分の理解に間違いがあるようなら、もう一度英文を確認しておきましょう。


通常のトレーニングはここまでですが、もう一歩進めて学習したい人は英文の暗唱などにも挑戦してみても良いです。
私が学習したときには、日本語訳を見ながら元の英文を作り出す反訳トレーニングもしてみました。
シャドプラス6つの効果を解説


ここまでシャドプラスのトレーニングをステップごとに解説してみました。ここからは、シャドプラスでどのような効果が得られるか、英語講師の視点で解説していきます。
語彙の定着
「単語帳で勉強してもなかなか単語が覚えられない」そんな悩みはありませんか?単語だけ覚えても記憶に残りにくく、短期記憶に終わってしまいがちだからです。
シャドプラスでは、トレーニングを通じて使えるレベルで語彙を定着させていけます。教材の英文の中で単語を学習していきます。文脈の中で単語を覚えることには、以下のようなメリットがあります。
- 単語を文脈の中で覚えるので、記憶に残りやすい。
- 単語が実際にどのように使われるのかがわかる。
- シャドーイングで正しい発音を身に付けられる。
- くり返しの発話で、とっさに口から出るレベルで定着する。
単語帳で丸暗記するよりも、単語の理解が深まり、実践で使える語彙力が身に付きます。
私は他社のシャドーイングアプリも使ってみましたが、語彙の定着率はシャドプラスが1番でした。
文法の強化
シャドプラスでは、「認知英文法」の動画が視聴できます。通常のトレーニングには含まれていませんが、動画はいつでも視聴できるので、トレーニングと並行して学習するのがおすすめです。
多くの日本人は、英文法をルールとして覚えてはいるものの、いざ使おうとすると正しく使えないことがよくあります。その最たる例が現在完了形。
現在完了形:「have+過去分詞形」の形で、経験・継続・完了・結果の4つの用法がある。
現在完了形の形や、4つの用法を暗記している人は多いです。ところが、実際に正しく使えている人はごく少数。日本語にはない概念なので、理解するのが難しいのです。
認知英文法の動画では、日本語にはない英語の感覚をわかりやすく解説してくれています。
英語の感覚がわかれば、英語ネイティブが見る世界に近づいていけ英文法の理解が深まっていきます。
読解力の向上
シャドプラスではチャンクリーディングやサイト・トランスレーションといった読解に効果のあるトレーニングも行います。チャンクごとに頭から英文を理解する癖をつければ英文を理解するスピードが上がります。
日本語と英語は語順が大きく違うため、英文を返り読みしてしまうと英文読解に時間がかかってしまいます。英語の順番で理解できるようになれば、より早く読めるようになるのです。
チャンクを意識することで、英文の構造もつかみやすくなります。
実は、読解力の向上は、リスニングにも良い影響があります。読解ができなければ、リスニングでも正しく英文を理解することができません。
「英語スクリプトを読んでも内容がよく理解できない」という経験がある人は、リスニングの前に読解力を磨く必要があるのです。
発音の改善
シャドーイングをする前に、スクリプトの音声変化の一覧を確認できます。シャドプラスでは、以下の5つの音声変化を学びます。
連結:音がつながって発音される 例)look up→ルッカップ
同化:2つの音が別の音に変化する 例)did you→ディジュ
脱落:音が消失する 例)sit down→シッダウン
ら行化:TやDの音がラ行の音のように発音される 例)get up→ゲラップ
弱形:音が弱く発音される 例)have→アブ
上記のような音声変化に慣れていないと、英語の発音が聞き取りにくいです。発音を聞き取れるようにするため、シャドーイングで正しい発音ができるように練習していきますが、その過程で自然な英語の発音が身についていきます。
リスニング力の向上
シャドプラスでは、英語力を総合的に磨くことでリスニング力の向上につなげていきます。
リスニング力は、英語を聞き取る力だけのことではありません。英語の基礎力があって、初めてリスニング力がつくのです。
語彙:知らない単語は聞き取れない
文法:文法がわからないと正しく英文を理解できない
発音:発音がわからないと英語を聞き取れない。
読解:読んでわからない英文は聞いても理解できない。
シャドプラスではこれら全てを丁寧に学習するので、トレーニングを通じて確かな英語力を身に付けることができます。
1つのアプリで、本格的な英語学習ができるのが大きなメリット。
スピーキング力の向上
シャドプラスで英会話の練習はできませんが、スピーキング力の向上にも一定の効果が期待できます。
シャドプラスの学習は、単語を丸暗記したり文法ルールを覚えるような学習ではありません。
- 文脈の中で単語を習得。
- 認知英文法でより深く英文法を理解。
浅く広くの学習ではなく、深く理解する学習を行うので、知識を使えるレベルにしていけるのです。
トレーニングガイドには、スピーキングアップの学習法も提案されています。
通常のトレーニングになれたら、「Read and look up」で英文を覚えるトレーニングを入れたり、感情を込めて音読してみる、日本語から英語の翻訳にチャレンジしてみるなど自由に学習のアレンジができます。
\7日間の無料体験実施中!/
英語の総合力が身につく!
シャドプラス使い方アドバイス


シャドプラスのフィードバックプランを申し込むと、毎日1回のシャドーイング添削が受けられます。しかし、各ステップを丁寧に学習すれば、一つの教材を終えるのに時間がかかるので、毎日添削を出せない人もいるでしょう。
ここからは、できるだけ毎日音声を提出するための学習アドバイスをお伝えします。学習の参考にしてみてください。
学習を分割して行う
学習時間をしっかりとれる人は、毎日しっかりトレーニングを行い音声提出するのが理想です。しかし、それが難しいという人もいるでしょう。
その場合は、例えば以下のように学習を分割してみましょう。
- 1日目:リスニング、単語学習、チャンクリーディング
- 2日目:シャドーイング→音声提出
- 3日目:フィードバックを参考に再度シャドーイング→音声提出
もっと細かく分割することもできますが、そうすると音声提出できない日が多くなります。それがもったいないと感じる人は、添削なしのバリュープランを検討してみるのも良いかもしれません。
忙しい日は細かく分割し、時間のある時にしっかり学習するなどメリハリをつけても良いですね。
シャドーイングを完璧にしようとしない
シャドーイングを完璧にできるようにしてから音声提出しようと思うと、添削を出せない日が多くなってしまいます。たとえ自分のシャドーイングに納得がいかなくてもまずは提出してみましょう。
フィードバックを参考に、翌日に同じ教材で再チャレンジするのがおすすめ。
どうしても気になる場合は、以下のような対策をとってみるのも良いです。
- 再生速度を少し遅くしてシャドーイングしてみる。
- 英文スクリプトを見ながらシャドーイングしてみる。
- 教材のレベルを一つ下げてみる。
同じ教材で2日以上学習する
シャドプラスの教材は3つのレベルに分けられています。
初級:中学校卒業レベル
中級:TOEIC 500点以上
上級:TOEIC 800点以上
上級レベルの教材は毎日配信されますが、初級・中級レベルの教材は1日おきの配信です。つまり、初中級の方は同じ教材で2日以上トレーニングを行うわけです。
上級レベルの方は毎日新しい教材でトレーニングできますが、同じ教材で2日学習することも可能です。
フィードバックを参考にくり返し練習することで、発音の精度が上がっていきます。教材をたくさんこなすよりも、シャドーイングの完成度を上げていくように目指しましょう。
シャドプラスの使い方についてよくある質問


シャドプラスの使い方についてのよくある質問を以下にまとめてみました。学習の際の参考にしてください。
どれくらいの時間や頻度で続けるべきですか?
トレーニングは1日15分からできます。トレーニングを一通り終えるのには30分以上かかりますが、学習を分割すれば、好きな時間の学習も可能です。
学習のペースを自分で決められるので、仕事のスケジュールなどに合わせて自分で学習ペースを調整しましょう。ただし10分でもいいので、できるだけ毎日学習する習慣をつけてください。
どれくらいの期間で効果を感じられますか?
効果を感じられるまでの期間は個人差があるので一概には言えませんが、シャドーイングの効果が感じられるまでに3ヶ月ぐらいはかかると言われています。
まずは、最低でも3ヶ月学習を継続してみてください。
シャドプラスでは1つの教材を丁寧に学習します。トレーニングを終えた後に教材を聞き直してみると、「初回のリスニングよりも聞き取れるようになっている」と気づくはずです。
1つの教材を終えるごとに、小さな変化を感じていけるはず。
その積み重ねが、大きな効果につながっていきます。
シャドーイング添削は毎日受けるべきですか?
できれば毎日添削を受ける方が良いですが、どうしても忙しい時はお休みしても構いません。
毎回新しい教材で音声を提出する必要はありません。前日に受けたフィードバックをもとに同じ教材を練習し、添削を受けるのもおすすめです。その方が発音の精度が上がっていきます。
忙しい日は、「今日は昨日と同じ教材のシャドーイングだけして音声提出しよう」というふうに、ルールを決めてみるのも良いでしょう。
トレーニングのやり方がよくわかりません
トレーニングをしていて疑問に感じることがあれば、画面右上のヘルプボタンを押せば、詳しい説明が見られます。トレーニングガイドもあるので、わからなければいつでも参照できます。


やり方が合っているかどうしても不安に感じる場合は、ENGLISH COMPANYのパーソナルトレーニングをスポットで受講することも可能です。
個別のアドバイスも受けられるので、より自分に合う効果的なトレーニング方法がわかります。
まとめ:シャドプラスで英語力の底上げができる
シャドプラスは、シャドーイング前の準備をしっかり行ってからシャドーイングに入るのが特徴です。英文の意味を理解してからシャドーイングするので、より効果的な学習が可能。
シャドプラスで得られる効果は以下の6つです。
毎日のトレーニングに加え、認知英文法の動画視聴や英字新聞の購読もあり、シャドプラスだけで英語の総合力を磨けます。
シャドプラスは7日間の無料体験ができるので、本格的なトレーニングを一度体験してみてはどうでしょうか。
\7日間の無料体験実施中!/
科学的シャドーイングで英語力アップ!


コメント