【社会人向け】英文法の学習におすすめの参考書を厳選5冊!初心者から上級者まで

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社会人が英語を学び直すには文法のやり直しは必須です。文法をちゃんと学んでから会話の練習をする方が学習の効率がだんぜん上がります

英語教材いっぱいあって何を買えばいいのかわからない。

教材えらびに時間がかかって肝心の学習がすすまないことありますよね。

初心者向けのものから上級レベルまで、文法書にもいろいろあります。また、学習の目的によっても選ぶ教材は変わってきます。

そこで今回の記事では、私がじっさいに使ってきた文法参考書のなかから、社会人の英語学習におすすめの5冊を厳選してご紹介し、実践力をつけるための学習方法についても解説します。

英語力の底上げに大切な文法学習。しっかり取り組んで自信を持って英語を話せるようにしていきましょう!

この記事を書いている人
  • TOEIC980点、英検1級
  • 留学経験ゼロで英語を習得
  • 大手英会話スクールで10年以上指導
  • 大学・法人研修講師10年以上
  • 講師歴はトータル20年以上
  • 日英翻訳の経験多数
目次

社会人向け英文法参考書の選び方

たくさんある参考書の中から自分に合う教材を選ぶには、どうすれば良いでしょうか?学習の目的と、自分のレベルに合うものを選ぶことが必要です。

学習の目的に合わせて参考書を選ぶ

参考書を選ぶには、あなたの目的に応じた教材を選びたいです。英語学習の目的は英会話でしょうか?読み書きができるようになりたいのでしょうか?

英会話 →より易しめの文法
読み書き →より難しい文法

仕事で難しい文章を読む必要があったり、英検や TOEICの長文を読めるようにしたいのであれば、より高いレベルの文法知識が求められます。

友達とのおしゃべりなのか、ビジネスで使うのかでも変わってきます。

ビジネス英語の方がよりフォーマルな表現になるので、目指すレベルが高くなってきます。

また、演習問題を通して実践力をつけたいのか、辞書的に調べる参考書が欲しいかでも選ぶ教材が変わります。

実践力をつける →演習問題が多い
辞書的に使う →説明がくわしい

それぞれ1冊ずつ持っていると重宝します。

自分のレベルに合う参考書を選ぶ 

自分に合うレベルの教材を選ぶのも大事です。 簡単すぎると退屈ですし、 難しすぎると挫折してしまいます。  初級、中級、上級と、自分のレベルに合わせて使う教材を変えていくのがおすすめです。

特に、演習問題がたくさんある参考書はレベル別の教材がおすすめです。

  • 自分のレベルに合う問題をたくさん解いて理解を深める
  • 例文の音読をして定着度を上げる

レベル別の教材は、範囲をしぼって練習をたくさんできるのが利点です。音声つきの教材は音読もしておきましょう。

文法の難易度については以下の記事で詳しく触れているので合わせて読んでみてください。

社会人におすすめの英文法参考書5冊

社会人におすすめする英文法参考書を5冊ご紹介していきます。どの教材から始めれば良いかわからない場合は、上の表の左から順番に自分のレベルの教材を使っていきましょう。

【初心者向け】中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく

英語初心者におすすめしたいのが『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』です。とにかく初心者にやさしい文法書です。

レベル初心者(英検2級/TOEIC500点以下)
説明のわかりやすさ
練習問題
音声CD、スマホアプリ
実践で使える度合い
ページ数328ページ
とりあつかわれる文法項目の例
  • be動詞 
  • 一般動詞 
  • 品詞 
  • 時制 
  • 助動詞 
  • 文型 
  • 関係代名詞 
  • 仮定法 etc.

イラストをふんだんに取り入れ、難しい文法用語は使わずに初心者にわかりやすく説明されています。重要な文法のみをとりあげているので、やり直し英語学習としてまずおさえたい文法事項のみを学習できます。練習問題がたくさんあるので、文法をしっかり定着させていけます。

この本は、英語入門者の方が実践的な英語力の土台を作るための本です。英語ネイティブであり、また日英のバイリンガルであるぼくが長年の指導経験で磨いてきた“生きた英語”のレッスンをどうぞお楽しみください。この1冊が終わった頃には、世界中で英語を話せる強固な土台が身についているでしょう。

『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』山田暢彦

左ページに文法の説明、右ページに練習問題という構成。チャプターごとに復習問題もあり、たくさん練習ができるのも良い点です。スマホで音声を聞けたりスピーキング練習もできます。

初心者は迷わずこれを購入しましょう!

CDだけでなくスマホアプリも使えるので、忙しい社会人にとってありがたいです。音声を聞いてくり返し音読をしたり、日本語から英語になおす練習もすればアウトプットの練習にもなります。

初心者は迷わずこれ。まず押さえておきたい英文法の基礎を学べる。

【中級以上】マーフィーのケンブリッジ英文法 中級編

すでに初級レベルの英文法はわかっているという方におすすめなのが『マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)』です。

レベル中級~中上級(英検2級/TOEIC 500点以上)
説明のわかりやすさ
練習問題の量
音声出版社のサイトからダウンロード
実践で使えるか
ページ数320ページ
とりあつかわれる文法項目の例
  • 時制 
  • 助動詞 
  • 受動態 
  • 動名詞と不定詞 
  • 冠詞 
  • 関係詞 
  • 接続詞 
  • 句動詞 etc.

この教材の特に良いところは、会話で使える実践的な英文法が学べることです。受験英語とはひと味もふた味も違う実用的な例文がまんさい。基礎的な文法もあつかいつつ、初級編では書かれていないような用法も説明がされています。

例えば、現在進行形の項目でbe動詞の進行形についてもふれられています。

he’s being… / you’re being …は「…のようにふるまっている/…のふりをしている」の意味を持ちます。

I can’t understand why he‘s being so selfish. He isn’t usually like that.

以下のように習慣や性格などを表す場合は、am/is/are beingは用いません。

He never thinks about other people. Hes very selfish.

『マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)』Raymond Murphy


中級編ということですが、実際には上級レベルの人でも知らないようなことが書かれていたりします。

TOEIC800点以上の生徒さんでも「初めて知りました」というようなことがありました。

左ページに文法の説明、右ページは演習問題という構成も非常にわかりやすいです。例文もじっさいに会話で使われるようなものが多く実践的です。

ここで紹介されている文法を使いこなせれば、中級どころか上級レベルとしても十分通用する英語力が身につきます。

ちなみにこの書籍は『English Grammar in Use』という英語で書かれた文法書がベースになっています。イギリス英語版とアメリカ英語版の2種類があります。以下はイギリス英語版です。

アメリカ英語版はこちら。内容はほぼ同じですが、アメリカ英語の方が文法が簡略化される傾向があります。

『Grammar in Use』は全世界でベストセラーとなっている英文法書です。説明もすべて英語で書かれているので、「英語で読みたい!」という方におすすめです。

ちなみに私が持っているのはアメリカ英語版の第3版。自分の学習用かつレッスンでも使用しています。

日本語の『マーフィーのケンブリッジ英文法』はアメリカ英語版を日本語に訳したものです。

英語版もおすすめなのですが、私は日本語版を生徒さんに紹介することが多いです。

日本語版をおすすめする理由
  • 英語版はバージョンが多くてわかりにくい(イギリス英語・アメリカ英語、解答付き・解答なし等)
  • 日本語版は音声を出版社のサイトからダウンロードできる。
  • 英語版のe-Bookが意外と使いにくい。
  • 日本語版の方が価格が安い。

上記の点が気にならない人は英語版を購入するのがおすすめ。

ちなみに私はこの教材を翻訳学校のネイティブ講師からすすめられました。今でも重宝している文法書です。

日本語版では音声をテキストのアクセスコードを使って無料でダウンロード可能です。例文がナチュラルスピードの英語で読み上げられています。

中級レベル以上の人みんなに持っていてもらいたい、実践でも使える英文法書。

【初級~中級】総合英語 Evergreen

中学文法から高校の文法までを1冊でまとめて学ぶなら『総合英語Evergreen』がおすすめです。困った時に頼れる文法参考書です。受験対策にもなる文法参考書ですが、大人の英文法学び直しにも大活躍する1冊です。

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学生時代に使っていたという人も多いのではないでしょうか?以前は『Forest』というタイトルでしたが、出版社が変わって名前が変更されています。

レベル初級~中級
説明のわかりやすさ
練習問題の量×
音声出版社のサイトからダウンロード可
実践で使えるか
ページ数672ページ
とりあつかわれる文法項目の例
  • 文型 
  • 時制 
  • 助動詞 
  • 受動態 
  • 冠詞 
  • 関係詞 
  • 接続詞 
  • 分詞 
  • 強調・倒置 etc.

英語学習で文法のわからないことがあった時の参考書としてひじょうに心強いです。

各チャプターの最初にある文法の説明が秀逸で、英文法の本質的なことをわかりやすく書いてくれています。各章の冒頭はぜひ全てしっかり読んでおいてもらいたいです。

私が持っているのは『Forest』ですが、『Evergreen』でも基本的な仕様は変わっていません。イラストや図解があってわかりやすい。

大人になって読み返して「こんな大事なことをきっちり書いてくれてたのか!」と感心しました。

出版社のサイトから無料で音声をダウンロードできるので、リスニングや音読にも使えます。

会話向けではないので、例文はちょっと堅めの印象もあります。ただし、『Evergreen』には会話向けの文法教材には出てこない重要な文法事項が掲載されています。

分詞構文の用法が掲載されている。

会話むけの英文法の本には分詞構文が出てこないことが多いです。

なぜなら、分詞構文は書き言葉で使われることが多いからです。

分詞構文の例

Written in simple language, this grammar book is highly recommended for beginner-level English learners.
(この文法書はかんたんな言葉で書かれており、初級レベルの英語学習者に非常におすすめです)

英会話を目的とした英語学習では分詞構文は必要ありません。ただし、ビジネス文書を読んだり英語でレポートを書くようなときには大切になります。

TOEICや英検の長文でもよく出てきます。そして、苦手な生徒さんが非常に多いです。

読み書きも視野にいれて文法を学びたいなら、『Evergreen』のような総合的に文法をまとめている参考書も1冊は持っておきたいです。

初心者から中級レベルの人まで、英文法の大事なポイントをわかりやすい解説で学べる。

【中級~上級】徹底例解ロイヤル英文法

中級レベルから上級レベルまでの英文法を詳しく学びたいなら『徹底例解ロイヤル英文法』が良いでしょう。この本にのっていない文法事項はないと言っていいくらい詳細に学べます。

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レベル中級~上級
説明のわかりやすさ
練習問題の量なし
音声なし
実践で使えるか
ページ数896ページ
とりあつかわれる文法項目の例
  • 文型 
  • 品詞 
  • 名詞の数 
  • 態 
  • 冠詞 
  • 関係詞 
  • 接続詞 
  • 分詞 
  • 強調・倒置 etc.

文法事項は『Evergreen』とほぼ同じですが、さらにくわしい説明が書かれています。とっつきやすさでは『Evergreen』が上ですが、文法のくわしさや専門性では『ロイヤル英文法』に軍配が上がります。

「専門書のくわしさ」「学習参考書のわかりやすさ」「辞書の引きやすさ」の3要素がマッチした英文法書の決定版です。改訂新版では内外の最新の文法・語法書を参照し比較検討。さらにコーパスを駆使して最新の英米語の実態を解明。現代英文法のすべてを実例に即して明示しました。

旺文社の内容紹介より https://www.obunsha.co.jp/product/detail/031278

上記の説明どおりに話しことばで使われるような文法についても書かれています。また、アメリカ英語、イギリス英語の違いも記述がされています。

『Evergreen』でわからないことも、『ロイヤル英文法』を見れば答えが見つかります。

仕事で難しい英文の読み書きが必要という人は持っておきたい1冊です。上級レベルの英語力を身につけたい人、英語のプロを目指す人におすすめです。

初級レベルから上級レベルまで、英文法のすべてがわかる1冊。

【中級以上】一億人の英文法

文法をルールとして覚えるのではなく、ネイティブの感覚を理解したい、そんな人におすすめなのが『一億人の英文法』です。

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レベル中級~上級
説明のわかりやすさ
練習問題の量×
音声別売りのCDまたはアプリ
実践で使えるか
ページ数896ページ

文法をルールとして覚えるのではなく、ネイティブがどういう感覚で使っているかを解説しています。イラストもふんだんに使いながら、英文法を理論よりも感覚的にとらえられるようになっています。

英語を話すために必要なのは、ネイティブの意識です。彼らが単語を使うとき、文を作るときどういった意識でそれを行っているのか、それを知りコピーする。それが英語を話し、そして彼らと同じ簡便なやり方で読み、聴きとるための要諦なのです。

『一億人の英文法』大西泰斗、ポール・マクベイ

私も定冠詞「the」の使い方など、これを読んでとてもふに落ちる気がしました。

ただし、この本を理解するにはあるていど文法の知識が必要です。基礎的な文法知識があるけれど文法がうまく使いこなせていない、もっと深く文法を理解したいという人におすすめの本です。

最後まで読み終えたときにはネイティブの文法感覚に近づき、これまで表面的に見ていた英文法を新しい目でみられるようになっているはず。

英文法っておもしろい!と思いますよ。

この本は頭から順番通りに読むことが必要です。かなり分量もあるので、ふだん本をあまり読まない人は途中で挫折するかもしれません。また、1冊目の文法書としてはおすすめしません

2冊目以降の本として、英語の感覚をやしなうために使うのがおすすめ。

社会人が英文法を学ぶおすすめの手順

大人になってから英語をやり直すには、学生時代の英語学習とはちがう注意点があります。試験対策のために英文法を学ぶのではなく、実践で使えるようになるのが目的だからです。

文法書を使って学ぶ

最初に参考書を使って体系的に学ぶのが効率良いです。

まずは優先度のたかい中学の英文法をおさらいしましょう。会話でもっとも必要になるのは中学で学ぶ基礎文法です。これだけでも、基本的な会話はできるようになります。

中学文法が使えるようにしてから、高校文法のやり直しに入る。

この流れがおすすめです。

文法学習は最初から完ぺきな理解を目指さないことが重要です。7割くらい理解できればOKとしましょう。

現在完了など、基礎文法はかなり奥が深いです。すぐには理解できません。

100%理解できてから実践に移ろうとすると、いつまでたっても文法書から離れられません。まずは基本的なルールや英文法の考え方がなんとなくでもつかめるようにしてください。

実例を通して感覚をつかむ

文法は実例を通して感覚をつかんでいくことも大事です。文法参考書には例文が掲載されています。文法の説明だけでなく、例文もしっかり読みましょう。

できれば参考書以外の英語にも触れるようにしたいです。

  • 簡単な英語で書かれた本を読む。
  • インターネットで英語の文章を読む。

オンラインで手軽に英文を読むには以下のサイトがおすすめです。
News in Levels

英語のニュース記事を3つのレベルの難易度で読むことができます。文法書で学んだ文法が実際にどのように使われるかに注目しながら読んでみましょう。

実践で練習していく

文法ルールを覚えるだけでなく、実際に使えるようになることが大事です。そのためには使う練習もしていきましょう。

  • 瞬間英作文でとっさに言えるように練習する。
  • 自分でも文章を作ってみる。
  • 英会話で実践していく。

文法を自分でも使ってみることで実践力がついてきます。上の①から③のトレーニングは、それぞれに違う意味がありどれも大切です。

  • 瞬間英作文:正しい文章パターンを定着させる
  • 文章を作る:理解できているかの確認になる
  • 英会話:自分の考えをまとめて咄嗟に文章を組み立てる

下に行くほどに難易度は上がっていきます。

文法書を1冊読んで終わりではありません。トレーニングを重ねて使えるようにしていきましょう。

いざ自分で文章を作ろうとしたら、わかったつもりだった文法を理解し切れていないと気付くことも多いです。参考書を開いて確認しなおすようにしましょう。

実践しながら理解度を上げていく。

最初は7割の理解で良いと言ったのはこういうことです。使ってみながら感覚がわかってくるので、時間をかけて体得していきましょう。

【社会人の英文法やり直し】問題集おすすめの使い方

how to use a grammar book

文法の理解を深めながら使えるように定着していくなら、参考書よりも問題集がおすすめです。今回おすすめした教材で演習問題がたくさん入っているのは『中学をもう一度ひとつひとつわかりやすく』と『マーフィーのケンブリッジ英文法』です。

問題集のおすすめの使い方をご紹介しますので、学習のさいの参考にしてください。

解説を読んでから問題を解く

どちらの教材も、まず最初に文法の説明があり、それから演習問題がついています。王道のやり方では、最初に解説を読んでから問題を解くのがおすすめです。

  • まずは解説を読んでインプット
  • ちゃんと理解できているかを演習問題でアウトプット
  • 悩んだ問題や間違えた問題は解説を読み直す

演習問題で悩んだ問題や間違えた問題は、十分に理解できていない文法ポイントです。しっかり見直しをしましょう。

「インプット→アウトプット→振り返り」をくり返して理解を深めていく。

先に演習問題を解いてもOK

通常は解説を読んでから問題を解くのですが、人によっては先に演習問題を解いてみるのも良いです。以下のような人におすすめです。

  • 説明を読むのがどうしても面倒くさい。
  • 解説を読んでも頭に入ってこない。
  • 嫌になってすぐに挫折してしまう。

特に、文法に対して苦手意識のある人にこのような人が多いです。

私が教えてきた生徒さんの中にも、そういう方がたくさんいらっしゃいました。

そんな方には、「まず問題を解いてみましょう」とお伝えしています。

問題を解いてみると、意外とできる問題もあれば、やはり引っかかる問題もあります。解答に悩んだら、そこで解説を読みます。

この方法には以下の利点があります。

  • 疑問を解消するために解説を読むので、内容が頭に入りやすい。
  • 苦手なポイントを中心に学べるので効率が良くなる。

もちろんデメリットもあります。

  • なんとなく正解したが、実は理解できていないことがある。
  • 学習が雑になりがち。

とはいえ、王道のやり方で挫折してしまう人や、なかなか学習に集中できない人にはおすすめの方法です。この方法で文法学習がやりやすくなるという人も多いです。

苦手なユニットを中心に学ぶのもアリ

頭から順に全ての項目を学ぶのも良いですが、時短を目指すならユニットを選んで学習するのもおすすめです。自分の苦手な文法がわかっている人は、目次から選んで学んでいくのも良いでしょう。

ただし、初心者は自分の苦手かわかないことも多いので、頭から順にやるのがおすすめ。

『マーフィーのケンブリッジ英文法』では巻末に診断テストがあります。まずは診断テストの問題を解いて、間違えた問題、答えに悩んだ問題を優先的に学んでいくことができます。

問題の右に該当のユニットが書かれているので、間違えた箇所を優先して学習していきます。

正解した文法ポイントもできれば学習しておきたいです。自分が知らない情報が書かれていたり、学ぶことがあるので、最終的には全部のユニットを終えたいです。

テキストには直接書き込まない

問題を解く時には、答えをテキストに直接書き込まず別のノートに書き込むのがおすすめです。

問題集は一度解いて終わりではなく、何度も解き直すことが重要。

解説のページにアンダーラインを引いたり、書き込みをするのはOKです。内容がより理解できたり、読み返す時に役立ちます。しかし、問題の答えを書き込んでしまうと解き直しができなくなるので、こちらは書き込まない方が良いです。

OKな書き込みNGな書き込み
○解説ページへの書き込み×正解を書き込む
○間違えた問題に印をつける×正解のヒントを書く

解答の際に悩んだ問題や間違えた問題にチェックを入れるのはOKです。2度目に解き直すとき苦手な問題を中心に取り組めます。

問題を何度も解き直すことを前提に使う。

問題を解いたら音声を聞き、音読する

実践で文法を使えるようにするためには、文章を音声で聞いたり音読することも大切です。

『中学をもう一度ひとつひとつわかりやすく』はCDとアプリで英文の音声が聞けます。

  • 正解の文章を音声で聞く。
  • アプリやCDを使って瞬間英作文の練習をする。

『マーフィーのケンブリッジ英文法』では正解の文章の音源はありませんが、解説の英文音声をダウンロードできます。出版社のサイトから一括ダウンロードできるので、ぜひ活用しましょう。

  • 例文音声でリスニングする。
  • シャドーウィングやリピーティングの練習をする。

英語版の『Grammar in Use』では、音声ダウンロードはできない代わりにeBookが付いています。こちらで音声を確認して、同じように練習しておきましょう。

スピードはかなり速いので、けっこう難しいです。

【社会人の英文法やり直し】中学文法を学べば実践練習する

practice using grammar

中学の基礎文法をひととおり学べば、実際に使う練習をしていきましょう。文法が「わかる」というのと「使える」というのは別物です。わかってはいても、いざ会話で使おうとすると上手く言えないものです。

アウトプット練習をするには、アプリを活用した自主トレとオンライン英会話での練習がおすすめです。

アプリを使ったスピーキング練習

英会話レッスンでは相手との会話の流れが大切になるので、あまり文法に意識が向けられません。まずはアプリを活用した自主トレで鍛える方が学習の効率が良いです。

レッスンの予約が不要で、すき間時間に自分のペースで練習できるのもアプリ学習の魅力です。たとえ10分でも毎日練習すれば、だんだんと英文が口から出やすくなってきます。

特に以下のような人にはアプリを使った学習がおすすめです。

  • 先生相手だと緊張してうまく話せない
  • 会話になると文法のミスが多くなる
  • すきま時間でスピーキング練習したい
  • 英会話レッスンを受けているが上達実感があまりない。

会話での文法力を鍛えるのに有効なのが【スピフル】というアプリです。ビジネス英語と日常英語の両方を練習できます。

項目概要
料金【1ヶ月プラン】
月額 5,478円(税込)
【12ヶ月プラン】
年額 45,980円(税込)
 月々 3,831円(税込)
内容口頭英作文
独り言英会話
AIによる添削
対応レベル初級~上級
学習目的ビジネス英語
日常英語
学習時間の目安1日30分程度

口頭英作文では、日本語から英語にとっさになおす練習をします。文法別の教材があるので、会話文法を鍛えるのに最適です。中学レベルから高校レベルの文法まで幅広く対応しています。

独り言英会話では300以上のさまざまなトピックからテーマを選び、1分間のスピーチをおこないます。AIの添削でフィードバックが返ってくるので間違いをなおしてもらえます。

文法ポイントをしぼった練習と、自由に話す練習の両方できるので理想的なトレーニングが可能です。

アプリ内でも簡単な文法の説明が読めますが、詳しい解説はありません。文法に自信がない人は先に文法書で勉強しておくのがおすすめです。

1週間の無料体験ができるので、気になる方はまずは試してみましょう。簡単な文章でも意外とパッと口からでてこないものだと気付きますよ!

7日間無料で体験!/

すきま時間の学習で会話力+正確さが身につく

スピフルの詳細は以下の記事で書いていますので、よろしければご参考にしてみてください。
【英語講師が徹底レビュー】スピフルの効果や評判、おすすめの使い方まで!

オンライン英会話でスピーキング練習

オンライン英会話では先生とコミュニケーションを取りながら実践練習できるのが魅力です。一人でのトレーニングだけだと、「自分の英語が伝わった」という達成感を感じにくいです。

英会話レッスンをおすすめするのは特に以下のような人です。

  • わからないことをその場で質問したい
  • 相手とのコミュニケーションを楽しみながら練習したい
  • 一人でコツコツ勉強するのが苦手
  • 会話で使えたという成功体験を積みかさねたい

こういった人は先生とのレッスンがあると学習がはかどりやすくなります。

必ずしも毎日レッスンを受ける必要はありません。普段の自主学習をおこなっていれば、週に1~2回のオンライン英会話でも十分に上達していけます。

数あるオンライン英会話スクールの中で、私がおすすめするのはQQ Englishです。

QQ Englishでは、レッスン回数に応じて様々な料金プランが用意されています。その中に週に1、2回のペースでレッスンを受講できるプランもあります。手軽にオンライン英会話を始めるのに最適です。

レッスンプラン月額料金
月4回コース2,980円(税込)
月8回コース5,480円(税込)
月16回コース8,480円(税込)
月30回コース12,980円(税込)
2024年11月現在の価格QQ English

講師は全員が正社員で、英語講師としてのトレーニングを受けたフィリピン人講師です。レッスンは全てオフィスから行うので通信状態が安定しており、ストレスなしにレッスンを受講できます。レッスンの質が高く、安心して受講できるのが嬉しいです。

レベルや目的に応じて様々なレッスンが用意されています。カランメソッドの認定校でもあるので、会話の瞬発力にくわえて文法の正確さを磨くのにおすすめです。

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アプリ+オンライン英会話で、会話文法をきたえながらスピーキング力を上げる学習プランを以下の記事で紹介しています。よろしければご参考にしてみてください。

まとめ

社会人におすすめの英文法の本を5冊厳選してご紹介しました。それぞれに対象レベルや目的が違います。自分に合うものを選んで学習してください。

私は文法書は少なくとも2冊は持っておくことをおすすめします。

自分の今のレベルと学習の目的に合わせて文法参考書をえらんでみてください。今回ご紹介した本はどれも買ってまちがいない定番の書籍ばかりです。

まずは1冊買って勉強してみましょう。それから「もっと深く知りたい」「もっとレベルアップしたい」と思えば2冊目の文法書を買ってください。

会話で使えるようになりたいという人は、中学文法のおさらいができたら実践練習もしていきましょう。文法は実践で使っていきながら定着していくものです。

「文法を完璧にしてから」と思わずに、早めの段階でアウトプット練習もしていきましょう!

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