当ブログを読んでいただきありがとうございます。
運営者のAnne(アン)といいます。
フリーランスの英語講師として大学や企業研修、オンラインスクールなどで英語を教えています。日本で生まれ育った日本人で、海外留学経験はいっさいありません。
日本で英語を習得し、TOEIC980点、英検1級を取得しています。講師経験は20年以上。大手英会話スクールで10年以上勤めたのちにフリーランスの英語講師とした独立しました。大学や企業研修での指導歴も10年以上。数年前からオンラインスクールでもレッスンをしています。
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ビジネス・ライティング
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英文法
資格試験(TOEIC・英検)
etc.
大手の翻訳学校を卒業し、実務翻訳の仕事を3年間していた経験もあります。
企業のプレスリリース
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商業施設のHP
社内文書
公官庁の資料 etc.
翻訳は9割くらいが日英翻訳です。
これから私の英語学習歴やこのブログを立ち上げた経緯などを少し書かせていただきます。お読みいただけると嬉しいです。
英語学習のきっかけ
私が英語学習を真剣に始めたのは高校入学前の春のこと。きっかけは洋楽でした。
好きな曲の歌詞を理解したい。
いつか憧れのミュージシャンと英語で話したい!
そんな気持ちから英語の勉強を始めました。
私が子供の頃は英会話スクールに通う子供はまだまだ少数派で、英語の授業が始まるのも中学になってから。学校の授業は読み書きや文法が中心の昔ながらの授業です。
私にとって生きた英語に触れられる唯一の場は洋楽でした。
洋楽から私の英語学習が本格的にスタートしました。
英語科の短大に進学
「英語をもっと勉強したい」と思った私は、2年制の短期大学の英語科に進学します。
授業開始前にプレイスメントテストというのがあり、これで英語の授業のクラス分けをします。高校時代の勉強が実ったようで、思いがけず上位のクラスに入ることになりました。
クラスメイトの9割くらいが帰国子女や留学経験者です。
全く英語を話したこともない私が帰国子女達の中でやっていけるのか?
上位クラスに入って嬉しいという気持ちはあまりなく、むしろ困惑しました。
当時の私は文法や英語の知識はあっても、スピーキングは全くできません。日本人の英語学習者によくある典型的なタイプでした。
帰国子女のクラスメイトたちは、授業がない休憩時間も英語でおしゃべりしています。そんな彼女たちを横目に見ながら、
みんな格好いいよなぁ。
私も留学していたらあんな風に話せるようになれたのかなぁ
と思っていました。
そんな時に、授業で先生がこんな風に言われるのを聞きました。
語学留学というのを私はおすすめしない。留学するのなら英語を学ぶために行くのでなく、英語で何かを学ぶために行きなさい。
この言葉は私にとって大いに励みになりました。
海外に行かなくたって英語は勉強できるんだ。私は日本で英語を学んで、留学する人と同じくらいの英語力を身につけよう!
そう決意したのです。
人それぞれに置かれた環境は違います。人生には、自分の力で変えられるものと変えられないものとがある。だから、与えられた環境の中で自分にできることをするしかない。
この時に、「留学せずに日本で英語を習得しよう」と心に決めました。
それからの2年間、私は必死で勉強しました。毎日の宿題に一生懸命にとりくみ、わからないことは先生に積極的に質問する。
短大での2年間が、人生の中で最もよく勉強した期間だったように思います。
2年後に短大を卒業する頃には、それなりに英語で話せるようになっていました。
でも2年だとなんだかまだ勉強し足りない。もっと専門的なことも学びたいと思い、そのあと4年制大学の英文科に編入学します。
大学では英米文学や言語学の勉強をしましたが、英語力を上げるというよりも専門を深めるための学習です。
なのでやはり、私の英語力の基盤は短大での2年間で養われたと思っています。
ちなみにこの頃のTOEICスコアは800点ちょっと位。
私が英語を話せるようになるまでの学習の過程は以下の記事で詳しく書いていますので、よろしければ読んでみてください。
英会話スクールで教え始める
大学卒業後に英会話スクールの講師として働き始めることになりました。
最初は「私に英会話なんて教えられるのかな?」と不安に思っていたのですが、初心者さん相手に教えられるだけの英会話力はあったのです。採用されたということは英語力が認められたということでもあります。
ただ、研修を終えていざスクールに配属されると、同僚の日本人講師のほとんどが留学経験者か帰国子女ばかりでした。ここでもやはり、留学経験のない自分は少数派でした。
同僚のネイティブ講師の英語が上手く聞き取れない。
言いたいことが英語で上手く伝えられない。
そんなこともしょっちゅうありました。
海外で暮らした経験がないから、日常生活に直結した単語をあまり知らないのかもしれない。同僚の英語がうまく聞き取れないのは、英語のシャワーを海外で浴びていないからだろうか?
私の中で、留学経験がないことがずっとコンプレックスになっていました。
その一方で、生徒さん達からは「レッスンがわかりやすい」と前向きな評価を頂くことが多かったです。
海外経験が長い他の先生たちは、英文法を論理的に説明できないこともありました。一方、私は日本で英語を学んでいるので、日本人にわかりやすいように説明することが得意。
さらに、留学経験がないことを生徒さんに話すと喜んでくれる人も多かったです。
「私も頑張って先生みたいになりたいです」と言ってくださったり、「日本で英語を習得した先生の存在は励みになる」と言ってもらえることもありました。
留学経験がないという私のコンプレックスは、逆に自分の強みでもある
コンプレックスは強みにもなり得ると教えてくれたのは生徒さんたちです。
良いレッスンをするために自分の英語力をもっと磨く。自分の英語力が上がれば、生徒さんたちの英語力アップにもにもつながります。教えるために自分も学び、教えることで学びがさらに深まる。
良い生徒さん達に恵まれて、レッスンはいつも本当に楽しかったです。
仕事を通じて毎日英語を使い、私の英語力はさらに磨かれていったのです。そしていつしか同僚のネイティブ講師から「君の英語はネイティブ並み」と言ってもらえるまでに。
仕事の幅も広がり、英会話スクール経由で企業研修や大学での講座なども教えるようになりました。
講師時代に初めてTOEICで900点を超えました。英検も1級に合格。
翻訳スクールの門を叩く
そうやって経験を積み、ようやく少しずつ自分の英語に自信が持てるようになってきていました。
とは言え、海外経験もなく、英会話スクールというある意味で閉ざされた世界でずっと仕事をしてきています。ベテラン講師としてチヤホヤされるようになったけど、ここを出たら自分は何者でもない。
英会話スクールという閉ざされた世界の外に出てみた時、自分の英語はどれだけ通用するのだろうか
そんな風に思っていました。
そこで、思い切ってプロの通訳翻訳者を養成するスクールに通ってみることにしました。そこで認められたらきっと自信になると思って飛び込んでみたのです。
厳しいことで知られる大手の通訳翻訳スクール。
学生の頃から翻訳という仕事に憧れがあったので、勉強するなら通訳よりも翻訳と思っていました。まずは体験レッスンを受け、レベルチェックテストを受けます。そこでプロ翻訳者を養成する本科コースの受講が認められました。
入学前から耳にしていたのは
- 宿題が多くて大変
- 進級判定が厳しい
ということです。なのでそれなりの覚悟をもって学習を開始しました。
日本人講師が担当する英日翻訳クラスと、ネイティブ講師が担当する日英翻訳クラス、合わせて週に2回の授業があります。
毎回、両方のクラスで翻訳課題を提出しなくてはいけません。新聞記事のような内容もあれば、技術文書や法律文書などジャンルも様々。課題文を見て「これは絶対に無理!」と思うこともしょっちゅうでした。
仕事を続けながらの勉強は大変でしたが、充実してもいました。クラスメイトの存在も大きな励みに。
途中からは日英翻訳にしぼって週に1回の受講ペースに。和訳ではなく英訳にしぼったのは、意外なことに日英翻訳の評価の方が高かったからです。
留学経験ゼロの私の英語がネイティブ講師から「自然な英語」と評価してもらえた。
これは私にとって大きな自信につながりました。
通学中に大学講師の仕事を始めたりして、ときどき休学を入れながら勉強を続けました。そして、時間はかかったものの最終的に無事に学校を卒業。卒業後は翻訳の仕事をいろいろと経験させてもらいました。
3年間くらい、講師と翻訳の2足のわらじで仕事していました。
駆け出しの翻訳者にも関わらず大手企業などの大きな仕事を任せていただいたり、とても良い経験をさせてもらったと思います。
ちなみにある商業施設のWebサイトには、今も私の書いた英文が掲載されています。たまにWebサイトを見ると、「うふふ」と思えて嬉しかったりします(笑)
翻訳の勉強を始めてからTOEICのリーディングの点数が上がりました。それ以来TOEICは980点が平均スコアです。
フリーランスの英語講師に
翻訳スクール通学中に、英会話スクールを退職してフリーランスの英語講師として働き始めました。
大手の英会話スクールではレッスンのカリキュラムが決まっていて、決められた通りにレッスンをしなければいけない。これが段々とストレスになってきていました。
体力的にも英会話スクールの仕事をずっと続けていくことに限界を感じ始めてもいました。
そして何よりも、
講師として、もっと外の世界を経験してみたい。
という思いが強くなっていました。
そしてついに、スクールを飛び出して独立したのです。
これまで勤めていた語学スクールから大学や法人研修の仕事を引き受けつつ、別の語学スクール経由でも仕事をするようになりました。大学で非常勤講師として教えることも。
さらに、オンラインスクールでもレッスンを教えるように。
オンラインレッスンは対面レッスンとは違う面白さがあります。
今は講師の仕事に専念するために翻訳の仕事は休止中です。ただ、翻訳経験が私の英語力も講師としてのスキルも上げてくれたと思っています。これまでの経験すべてを活かして、英語講師として質の高いレッスン・学習カウンセリングを提供していきたいと思っています。
ブログを始めた理由
これまでトータルで1,000人近くの生徒さんを教えてきたと思います。年齢も職業もおかれた状況も違いますが、共通の悩みや傾向もあるように思います。
大人になると仕事やら家事やら、やらなければいけないことは山ほどある。今から、海外留学をするような余裕はない。でも、英語が話せるようになりたい。
留学して英語を学べる人は非常に限られています。とくに、大人になってから仕事をやめて留学するのは難しいです。でも、留学せずに英語を習得することは十分に可能なのです。
私が学生だった頃よりも、日本で英語を学ぶ環境はずっと整っています。
- オンラインスクールが普及して、自宅にいながら英語のレッスンを受けることができる。
- 英語の教材も学習アプリもたくさんある。
- インターネットで手軽に情報が手に入る。
ただその一方で、情報の渦の中で溺れそうになっている人がたくさんいるのも事実です。
情報が多すぎて、迷子になっている人も多いです。
私は留学せずに英語を習得するという道を選びました。そして実際に英語を話せるようになり、英語を使って仕事をしています。
- 私がこれまでにおこなってきた学習の中に、日本で英語を身につけるためのヒントがたくさんある。
- 講師としてたくさんの生徒たちを指導する中で身につけたノウハウもある。
レッスンで直接に教えられる人数には限りがあります。レッスンの時間内で伝えられることにも限りがあります。でも、今も、これまでも、ずっと自分の中に変わらない思いがあるのです。
かつての私のように「留学なしで英語を話せるようになりたい」という人に向けて、英語学習のノウハウを伝えていきたい。
そこで、このブログを立ち上げることにしたのです。ブログならたくさんの人に発信していけます。そして、これまでの学習経験をきちんとした形にまとめていけます。
このブログは、特に以下のような人に向けて発信していきたいと思います。
- 社会人で今から英語を習得したい人。
- 留学せずに日本で英語が話せるようになりたい人。
- これまで独学で英語を学んできて伸び悩んでいる人。
- 限られた時間のなかで少しでも効率良く英語を学びたい人。
- 効果的な英語学習の方法を知りたい人。
皆さんが、少しでも無駄なく効果的に英語を学び英語ができる自分になってもらいたい。英語ができる楽しさを感じてもらいたい。そのための学習のコツやアドバイスをお伝えしていければと思います。
- 留学せずに英語を習得するにはどうすれば良いのか。
- 英語の知識だけでなく、実践で使える英語力をどうすれば身に付けられるのか。
- 忙しい社会人が限られた時間の中で効率良く英語を学ぶにはどうすれば良いか。
- どうすれば少しでも楽しく英語学習を続けていけるのか。
- 英語を学ぶプロセスを楽しみつつ、しっかり成果も出していくにはどうすれば良いか。
最後までお読みいただきありがとうございます。このブログが少しでも皆さんの英語学習のお役に立てれば嬉しいです。