【社会人向け】最短1年で英語ペラペラを目指す!話せるようになるための勉強法

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learn to speak English in a year
この記事を書いている人
  • TOEIC980点、英検1級
  • 留学経験ゼロで英語を習得
  • 大手英会話スクールで10年以上指導
  • 大学・法人研修講師10年以上
  • 講師歴はトータル20年以上
  • 日英翻訳の経験多数

「これから英語を学び直して話せるようになりたい」そう思っている人は多いのではないでしょうか。

とは言え、英会話スキルを上げる勉強をどうすればいいかわからないという人も多いです。

英語を話せるようになるにはどれぐらい時間がかかるのかしら。

どうやって勉強すればいいのかわからない。

そんな疑問を持つ人のためにおすすめの勉強法をご紹介します。

この記事では、英語初心者が一から英語を学び直して1年で英語が話せるようになるモデルプランをご紹介します。

目標にするのは以下のレベルです。

TOEICは730点以上。平易な英語を使って、英語で会話のキャッチボールができる。

英会話が全くできない人が聞いて「英語ペラペラ」と感じるのが大体これ位のレベルです。実際には中級レベル程度の英語力になります。

私は日本で英語を学んで話せるようになりました。英会話講師としてたくさんの生徒さんを指導してきた経験があるので、皆さんがどこでつまずくかどうすれば上達するかがよくわかります。

具体的にどのような学習をすれば良いのかをご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。英語を話す楽しさを感じられるはずです!

記事を読んでわかること
  • 社会人が一から英語をやり直すさいの勉強法
  • 英語を話せるようになるまでの学習時間の目安
  • 英会話でまず目指すべきレベル
  • 最短1年で英語を話せるようになるための学習プラン
目次

英語ペラペラのレベルとは?

「英語ペラペラになりたい」「英語が話せるようになりたい」と思うならどのレベルを目指すのが良いでしょうか。具体的な目標を立てるために目指すレベルをはっきりさせましょう。

中級レベルを目指す

「英語がペラペラ」というのはネイティブ並みの英語力ではありません

ネイティブレベルを目指す必要はありませんし、むしろネイティブレベルを目指さない方がいいです。難しい英語を使う必要はないので、シンプルな英語でコミュニケーションが取れるようにしましょう。

  • ネイティブレベルを目指さない
  • 難しい英語を使わずシンプルな英語で表現する

目指すべきは上級レベルではなく中級レベルの英語力です。

最初の目標が高すぎると、途中で挫折する要因になります。シンプルな英語で話せればいいと思えば、英語ペラペラは実はそれほど高いハードルではないと気づくでしょう。

TOEICは730点を目指す

「中級レベル」と言われてもどれぐらいのレベルかイメージできない人も多いと思います。そこで、TOEICのスコアを指標として使ってみましょう。

まずはTOEICスコア730点を目指す

TOEIC L&Rテストではスピーキング力を測れないので、スコアが高いからと言って英語が話せるとは限りません。とは言え、これ以下のスコアだと会話に必要な英語の基礎力が足りないです。

TOEICの問題を作成する「一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会」はTOEICのスコア別にコミュニケーション能力を以下のように書いています。

TOEICスコアコミュニケーション能力レベル
860点以上Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる
730点以上どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている
470点以上日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる
220点以上通常会話で最低限のコミュニケーションができる

*詳しい評価はTOEIC公式ページの「レベル別評価の一覧表」をご参照ください。

最終的には860点以上を目指したいところですが、730点以上でも「英語が話せる」と言えるのに十分なレベルです。まずはここを目指してみましょう。

ただし、点数にこだわりすぎるとテストスキルに走りがちなので注意が必要です。

TOEICスコアはあくまで目安としながら、会話力を上げる学習もしっかりおこないましょう。

学習時間の目安

TOEICのスコアを基準として一般的にスコアアップに必要とされる学習時間をみてみましょう。

TOEICスコア学習時間
600点まで100点アップまでに200時間
600点以上100点アップまでに300時間

600点を境にしてスコアアップに必要な学習時間が増えます。初心者が中級レベルに到達するより、中級レベルから上級レベルになる方が難しいです。

伸びしろのある初心者が中級レベルになる方が簡単

TOEIC300点の初心者が700点に到達するのに必要な学習時間を計算してみると以下のようになります。

TOEICスコア学習時間の合計
300
400200時間
500400時間
600600時間
700900時間

730点を目標とするなら、これにプラス90時間が必要となります。300点から730点に到達するための学習時間は990時間ということです。

990時間を1年で達成するには以下のようになります。

900時間÷365日=1日約2, 7時間

英語を話せるようになるにはスピーキングのトレーニングも必要です。少し多めに見積もって、1日3時間くらいを目安にすると良いでしょう。

なかなかハードですよね。

1年での達成ではなく、2年くらいと少し余裕をもったプラン設定をするのが良いかもしれません。

実際には、英語学習にかかる時間には個人差があります。現在の英語力によっても最適な学習方法は変わってきます。少しで早く結果を出したいなら、コーチングスクールなどを活用して学習の効率化を目指すのがおすすめです。

現在地を把握

今のTOEICスコアはどれ位でしょうか?学習開始前にTOEIC受験したいところですが、手軽に現在地を把握するならSantaアルクというアプリを使ってみましょう。無料でTOEICのスコア診断ができます。

アプリをダウンロードして簡単なアンケートに答えたあと、3分位の診断テストを受けます。TOEICのパート2、パート5形式の問題です。

診断テストの内容
  • Part 2:英文への適切な返答を3つの選択肢から選ぶ
  • Part 5:英文の空欄に入る適切な語句を4つの選択肢から選ぶ

実は私も試してみました。たった3分で本当に診断できるのか半信半疑でしたが、実際より少し低めに出ましたが、かなり近いスコアが出ています

Santa ALC results

手軽に今の英語力を測るのにおすすめです。TOEIC受験前に診断しておけば、学習の計画も立てやすいです。できればその後にTOEICも受験してみましょう。

\ たった3分無料でスコア診断 /

最短1年で英語ペラペラを目指す|まずは中学英語のやり直し

relearn junior high English

英語が話せるようになりたければ、必要なのは中学レベルの英語です。最初の3ヵ月位で英語の基礎力をしっかり身につけましょう。英会話を始める前に土台作りをすることが大切です。

基礎文法のおさらい

文法の基礎がわからないと、英文を理解することも、話すことも難しくなります。最初にここをしっかりおさらいしましょう。まずはテキストを使って一通り学ぶのがおすすめです。あまり時間をかけすぎずに、3ヶ月以内で終わらせるようにしましょう。

初心者におすすめの文法参考書は以下の書籍です。

演習問題もたくさんあり口頭練習もできるので、文法のおさらいをしながらスピーキング練習もできます。

文法学習については以下の記事でくわしく書いていますのでご参考にしてみてください。

発音学習

やり直し英語の初期の段階で、英語の発音について学んでおくのがおすすめです。英語の発音が苦手な日本人は多いです。学生時代に発音をちゃんと学んでいないからです。英語を聞き取るにも話すにも発音は大切です。

初心者には以下の書籍がおすすめです。専門用語を使わずに発音の大事なポイントを説明してくれています。

もう少しくわしく学びたいなら『英語耳』がおすすめ。

最初はうまく発音できないかもしれませんが、少しずつ習得していけば大丈夫です。音読やシャドーイングといったトレーニングを通じて定着させていきましょう。

英語の発音習得についてはいかの記事でくわしく書いています。よろしければ合わせてお読みください。

単語の学習

英語が話せるようになるには語彙力が必要です。まずは使う頻度の高い重要単語を中心に単語帳で覚えましょう。

初心者には以下の書籍がおすすめです。

一通り覚えたら、あとは実践しながらしっかり定着させていきます。英語を話せるようになりたければ、知っている単語の数を増やすばかりでなく使える単語の数を増やすことも重要だからです。

語彙力には以下の2つの種類があります。

  • 受容語彙:聞いて理解できる単語
  • 産出語彙:実際に使える単語

英会話で相手の英語を聞いて理解するためには受容語彙を増やさないといけません。話せるようになりたければ産出語彙が必要です。

語彙学習については以下の記事でも書いていますのでご参考にしてください。

音読を徹底する

英語の基礎をやり直す時に、ただ「読む・聞く」だけではなく音読をすることが大切です。以下の2つのトレーニングを中心におこないましょう。

  • リピーティング:音声のあとにくり返す
  • オーバーラッピング:音声と同時に読み上げる

発音の練習にもなり、のちにスピーキング練習に入るための準備運動にもなります。短い文章であれば、暗唱してみるのもおすすめです。単語や文法を意識しながらくり返し練習しましょう。

レッスンを受けるなら日本人講師

学習の初期段階では英会話レッスンの受講はあまりおすすめしません。ある程度の基礎がなければ話そうしても英語が出てこないからです。

この段階からオンライン英会話を始めたいという場合は、日本人講師のレッスンがおすすめです。

  • わからないところを日本語で質問できる。
  • 学習方法のアドバイスがもらえる。

1人だけで勉強していてわからないところを日本人講師にサポートしてもらうと効率の良い学習ができます。

オンラインレッスンは週に1-2回くらいで、学習のペーシングや困ったときの相談場所として活用するのがおすすめです。

最短1年で英語ペラペラを目指す|読む・聞くインプット学習

input English

スピーキングに取り組む前に、まずは読む聞くというインプット学習から始めましょう。文法や単語の知識を定着していきます。

多読でたくさん英語を読む

文法や単語をしっかり定着させていくために、たくさん英語を読んでいきます。難しい英文ではなく少しやさしめの英語にたくさん触れるのがポイント。

  • 辞書なしにに7割ぐらい理解できる英文。
  • わからない単語は推測しながら、だいたいの内容を理解する。

英語の感覚をつかむことを目標に行います。日本語に訳しながら読まずに、英語を読んで内容がイメージできるように目指しましょう。

多聴でたくさん英語を聞く

リスニングへの抵抗感をなくすために、英語をたくさん耳にすることが大事です。たくさん英語を聞くことを多聴と言います。多読と同じで、少しやさしめの英語を使うのがおすすめ。

  • 7割ぐらい理解できればOK。
  • 聞き取れない箇所は推測しながら、だいだいの話の流れがわかるように。

多読と同じで、英語を日本語に訳しながら聞くのではなく、英語を聞いて内容がイメージできるように目指しましょう。

精読でていねいに英文を読む

量よりも質にこだわって読むのが精読です。英語を正しく理解できるようにしていきます。多読で使う英文より少し難しめの英語を使うのがおすすめです。

  • 知らない単語の意味は調べる。
  • 文法も意識して内容をしっかり理解。

精読にはスラッシュ・リーディングがおすすめです。意味の切れ目ごとにスラッシュを入れて文章を読んでいきます。主語は何か、文章の述語動詞は何かなど、文の構造も確認しながらていねいに読み進めていきましょう。

スラッシュ・リーディングの例
I went to the restaurant / that was recommended by my friend, / and it was really good.

文章をていねいに読みながら、単語や文法を確認していきます。基礎学習で学んだことの復習にもなります。上の文章では、時制、受動態、関係代名詞、接続詞などの用法もチェックします。

日本語訳がついている教材を使うのがおすすめです。

おすすめは以下の教材です。スラッシュ・リーディングができて音声も聞けるので、リーディングだけでなくリスニングの練習にもなります。

精聴でていねいに英語を聞く

英語をきっちり聞き取れるようにするには精聴も必要です。多聴と違い、精聴では一語一句ていねいに聞き取ることを目指します。

  • 聞き取れない箇所はかならずスクリプトで確認
  • 知らない単語は調べる
  • 文章の意味もチェックする
  • くり返し聞いて発音をチェック

精聴にはディクテーションがおすすめです。ディクテーションでは聞き取った英語を全て書き出します。これで自分がどこを聞き取れていないのかがわかります。

ディクテーションの方法は以下の記事に書いていますのでご参考にしてみてください。

シャドーイングを習慣にする

インプット学習を積極的におこなう段階では、シャドーイングを取り入れましょう

シャドーイングとは:
音声から1、2語遅れて、聞こえてきた英語を即座にくり返して発話する。英文は見ずに音声だけでおこなう。

英文を見ながらするオーバーラッピングも良いのですが、常に文字を見ながら聞いていると、発音の聞き取りができるようになりません。

難易度は高いですが、スピードを落とすなど工夫してチャレンジしてみましょう。

シャドーイングの効果やくわしいやり方は以下の記事をご参考にしてください。

インプット学習では、英語をしっかり聞き取り理解できるようにします。同時にシャドーイングで発話練習をすれば、スピーキング力にもつながっていきます。

積極的にアウトプットを始める前に、シャドーイングにしっかり取り組んでいきましょう。

シャドーイングを効果的におこなうには「シャドテン」というアプリがおすすめ。プロの添削を受けながら学習するので上達が早くなります

半年でTOEIC600点を達成

インプット学習を中心にある程度の英語力がついてきたら、TOEICにもチャレンジしてみましょう。点数の目安がある方が自分の成長が目に見えてわかりやすいです。会話練習を始めるひとつの目安はTOEIC600点です。

TOEICはリスニングの方が比較的スコアが取りやすいので、スコア配分は以下のようになる可能性が高いです。

リスニング 300-350点位
リーディング 250-300点位
合計 600点位

個人差はありますが、こういうスコア配分になることが多いです。

私が教えてきた生徒さんも大体そういうスコア配分になっています。

リーディングの点数が低くてもあまり気にする必要はありません。

ビジネス文書や新聞記事をスラスラ読めなくても、簡単な英語でコミュニケーションは取れる。

逆にリスニングの点数が低いと問題です。

リスニングのスコアが低いと、英会話で相手の英語を聞き取れない。

話せるようになりたいなら、リスニングはある程度のスコアを取れるレベルにしておきたいです。

TOEICのスコアを上げるにはテスト対策も必要。試験前に以下の教材で勉強してみると良いでしょう。

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ただし、テスト対策を中心にすると、「話せるようになる」という本来の目的から外れてしまうので気を付けてください。基本は英語力を上げるための学習をおこないます。結果としてTOEICのスコアも上がっていきます。

学習の開始から半年後くらいに600点を取れるように目指してみましょう。

最短1年で英語ペラペラを目指す|書く・話すアウトプット学習

TOEIC600点レベルに到達したら、アウトプット学習も積極的に取り入れていきます。コツはやさしい英語を使うことです。

アウトプットの注意点

英語がスラスラ話せるようになるには、知っている単語でいかにスムーズに表現するかが大事です。子供は難しい言葉を知らなくても、ちゃんと話せていますよね。

難しく考えすぎて話せない日本人がとても多い。シンプル英語をこころがけましょう。

特に「書く」練習で、辞書で出てきた難しい単語をよく理解しないまま使っていたりします。使う単語の難易度を上げると、実際の会話では単語が出てこないものです。

私自身も「シンプルな英語」を意識し始めたとき会話の流ちょうさが上がりました。

アウトプットの初期段階ではできるだけ平易な英語を心がけましょう。

使う英語のレベルをあえて下げれば、英語ペラペラ達成が近づく。

英語日記を書いてみる

これまでに学んだ単語や文法を使って、自分で文章を書いてみましょう。実際に文章を作ってみることで、学んだ知識が定着していきます。難しい単語や構文はあえて避けて、できるだけシンプルな英語で表現するのがおすすめです。

ひねった表現や構文を使うのは中級レベルになってからで良い。

その日の出来事を書くのも良いですし、自分でトピックを決めて書いてみるのも良いでしょう。私がおすすめするトピックは「その日あった嬉しかったこと」です。

1日の最後にポジティブな内容を書くと、気持ちも前向きになれるので、良い気持ちで学習を続けていけます。

些細なことでも良いので、探してみれば何か見つかるものです。

どうしても書くことが思いつかないという人には、以下の書籍がおすすめ。

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いろんなトピックが用意されているので、毎日楽しんで書き続けられます。例文や使えるフレーズも掲載されているので、語彙力や表現力を身につけるのにも一役買ってくれます。

瞬間英作文

会話に必要な瞬発力を上げるには瞬間英作文がおすすめです。書く練習ではマイペースで文章を作れましたが、スピーキングでは瞬発力が求められます。頭でわかっていてもとっさに口から出てこないものです。

瞬間英作文は日本語の文章をとっさに英語に直すトレーニングです。

(日本語)週末は何をする予定ですか。
  ↓
(英語)What are you going to do this weekend?

文法パターンを定着させたり、使える語彙や表現を増やすのに有効です。

最初はやさしめの文章から行いましょう。

独り言英会話

スピーキングの練習は一人ではできないと思っていませんか?実は、独り言で英語を話すのはとても有効なスピーキング練習です。

  • ちょっとした隙間時間で、いつでも好きな時にできる。
  • 相手がいないので自分のペースで練習できる。
  • 英会話のシミュレーションができる。

テーマは何でもいいです。今していることをそのまま英語で言ってみたり、1日の出来事を英語で話してみる、テレビを見ながら感想を英語で言ってみるのも良いです。

スピーキングの自主トレには「スピフル」というアプリがおすすめ。

瞬間英作文と独り言英会話の2つのトレーニングをアプリ1つで練習できます。

スピフル3つの特徴
  • 瞬間英作文を効率よくおこなえる
  • 独り言英会話は色んなテーマで1分間スピーチをする
  • 毎日1回AIの添削でフィードバックがもらえる

ビジネス英語、日常英語の両方が学べるので、自分に合う教材を選んでトレーニングしましょう。スピフルについては以下の記事でくわしく書いていますのでご参考にしてみてください。

早く上達したい人はこういったアプリを活用しましょう。

オンライン英会話

自主トレでは一方通行のスピーキング練習になるので、相手がいる双方向のコミュニケーション練習にはオンライン英会話がおすすめです。自主トレと並行して英会話レッスンで話す練習をしましょう。

英会話では、相手の英語を聞き取った上で正しい返答をする必要があります。一方的に話すのとは違う難しさがあります。

  • 相手の英語を聞き取り理解する
  • それに対する返答をとっさに考える
  • 英語で答える

リスニングとスピーキングの両方が必要なので難しいです。

オンライン英会話で場数を踏むことが大切。

ここでもポイントはできるだけやさしい英語を使うことです。難しく考えすぎると話せなくなります。会話の流暢さを上げるには、柔軟さも大切です。

例えば以下のような質問をされたとしましょう。

What did you do last weekend?

それに対しあなたは「家で家事をしていました」と言いたいです。何と答えますか?

「家事」ってなんて言うんだっけ?

そこで沈黙していては会話が止まってしまいます。まずは知っている単語で表現することが大事なので、ちょっと発想を転換します。具体的には何をしたのでしょうか?

えっと、洗濯とか掃除とか

ならばこう言えばOKです。

I cleaned the room and washed my clothes.

これで十分に会話は成立します。「家事」という言葉は避けつつ、あなたが伝えたかった内容がちゃんと伝わります。こういった柔軟さはオンライン英会話でトレーニングしましょう。

ちなみに「家事をする」は「do house chores」といいます。

初心者~中級レベルの人にはフィリピン人講師のレッスンがおすすめです。フレンドリーな先生が多く、安心してレッスンを受けられます。

おすすめのオンライン英会話スクールはQQEnglishです。カリキュラムがしっかりしていて、講師の質も高く、初心者が学ぶのに最適です。レッスンが自動録画されるので、後で見直して復習もできます。

1年後にTOEIC730点を達成

TOEICで600点を達成しアウトプット練習も取り入れながら学習をしていけば、全体的な英語力はさらに上がっていきます。6ヵ月後くらいにもう一度TOEICにも挑戦してみましょう。

ここで730点以上を目指したいです。特に、前回の受験時よりもリスニングのスコアを上げることを目指しましょう。

リスニング 400-450点位
リーディング 300-350点位
合計 700-750点

私がこれまで指導してきた生徒さんで、英語でコミュニケーションができる人はリスニングで400点以上を取っている人が多いです。文法に多少ミスがあったり時々言葉につまることはあっても、それなりに会話を続けることができます。

そのあとは800点以上を取れるように学習を続けていきましょう。

インプットとアウトプットの理想バランス

英語学習ではインプットからアウトプットへと徐々に移行していきますが、アウトプットを始めたあともインプットはつねに継続していきます。インプットとアウトプットの理想のバランスは、英語力によって変わっていきます。

初期段階はインプット7:アウトプット3

学習の初期段階ではインプットとアウトプットの割合は7:3くらいが理想です。

インプット7:アウトプット3

この時期はとにかくまず基礎力をつけることが重要だからです。

  • 英語の知識や語彙が足りないままアウトプットしようとしても言葉が出ない
  • リスニングができないと英会話が成立しない
  • 学習の効率が悪くなる

私は英会話スクールで10年以上教えていましたが、基礎力がないまま英会話でアウトプットを始めると伸びが遅いです。

趣味として楽しく英会話するならそれでも良いですが、学習の効率は悪くなります。

短期間で英語を話せるようになりたいなら、最初の頃はインプットをしっかりしておきましょう。

中期以降はアウトプットを増やしていく

基礎力がついてTOEIC600点を達成したら少しずつアウトプットを増やしていき、5:5くらいまで上げていきます。

インプット 5:アウトプット 5

ある程度の基礎が固まってきたらアウトプットも積極的におこなっていきたいです。使う練習をしないと、知識ばかりがたまっていき話す力がつきません

  • 難しい単語をたくさん知っていても会話で言葉が出てこない
  • 難しく考えすぎてかえって話せなくなる
  • TOEICスコアと会話力の差が大きく英会話がストレスになる

TOEICでハイスコアが取れると自信につながります。その一方で、スピーキング力との差が大きくなるとマイナスにも働きます。

TOEICのスコアは高いのに英会話は苦手という人はけっこう多いです。

私が英会話スクールに勤めていたときにもそういう生徒さんが一定数いました。レベルチェックで思ったより下の会話レベルと判定されて、「そんなはずない」と怒る人も…。

英語の知識と英会話のスキルは別物。600点位取れたらスピーキングもどんどん始めていきましょう。

インプットはつねに継続する

レベルが上がってもインプットはゼロにしません。いったん覚えた単語であっても、しばらく耳にしないと忘れていくからです。読む、聞く、どちらでもいいので、英語をインプットする習慣は残しておきましょう。

私は今でもインプット学習を続けています。

余談ですが、日本で英語を教えている外国人が、英語力を維持するために努力していると言うのを聞きました。久しぶりに母国の家族と英語で話して「あなたの英語どうしちゃったの?」と驚かれたという話も聞いたことがあります。

  • 使用頻度の低い単語はどんどん忘れていく
  • 久しぶりに使おうとしたときに単語が出てこない
  • 良質の英語に触れて英語の感覚を常に磨いておく

英語ネイティブであっても使っていないと英語を忘れるのです。ノンネイティブの私たちはなおさらです。

まとめ

社会人が英語をやり直して、話せるようになるまでのおすすめの学習プランをお伝えしました。最短1年で英語が話せるようになることを目指すプランです。

  • まずは中学英語のやり直しで基礎固め
  • そこから読む聞くというインプット中心の学習
  • 徐々にアウトプットを増やしていく

この流れで勉強するとスムーズに英語を話すスキルを身につけていけます。

ただし結果を出すためには学習時間をしっかり取ることが必要。勉強や練習なしに英語ペラペラにはなりません。

やるべきことをやってこそ、憧れの「英語ペラペラ」に到達できるのです。

何より大事なのは一歩踏み出してみることです。悩んでいるだけでは話せるようになりません。最初のスタートを切ってみれば、「英語を話せるようになりたい」というあなたの願いに一歩近づけます。

記事を参考に英語学習をぜひ始めてみてください。私も皆さんの英語学習を応援しています!

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