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英語講師&学習コンサルタント
留学経験ゼロで英語を習得しました。
大手英会話スクールで講師を務めた後、現在は大学や企業研修、オンラインスクール等で教えています。日英翻訳者として大手企業やWebサイトの翻訳経験もあり。
TOEIC980点、英検1級取得

【独学メイン】留学なしで英会話を習得した私の勉強法8選とおすすめのサポート

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「できればお金をかけたくないし、独学だけで英会話を習得できないかな?」 そんなふうに思っている人はいませんか?絶対に無理とは言いませんが、独学だけでは時間がかかり限界もあります。

一方で、「スクールに通えば話せるようになる」と考えるのも間違いです。

私がおすすめするのは「独学+サポート」のハイブリッド型学習です。

独学を中心にしながら、必要に応じてプロのサポートやレッスンを取り入れれば、効率よく英語力アップができます。

この記事では、なぜ独学だけでは限界があるのか、どのようなサポートをを活用すべきかを実体験をもとにお伝えします。私が留学なしで英会話を習得するために行った独学勉強法も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事を読めば、効率良くコスパ良く英会話スキルを身に着けていくヒントが得られるはずです。

この記事を書いている人

Anne(アン)

英語講師/学習コンサルタント
大学時代、英語科に進学したものの英会話力はゼロ。悔しさをバネに努力を重ね、留学なしでTOEIC980点・英検1級を取得。自らの経験をもとに、英語学習に役立つ情報を発信しています。
詳しいプロフィールはこちら

目次

独学は必須!でも独学「だけ」にこだわらない

独学だけで英語が話せるようになるでしょうか?正直なところ「限界がある」と私は思います。一方で、たとえスクールに通っても、レッスン外の「独学」も行わなければ上達はしません。

独学「だけ」では限界がある

たとえスクールに通っても、一人での学習をしないと英語を話せるようにはなりません。でも、独学だけでは限界があるのも事実です。

私自身の英語学習を今ふり返ってみて、最も英語力が伸びたのは、やはり信頼できる先生について学んでいた時期です。

先生のサポートを得る利点
  • 一人で勉強してわからなかった疑問点をその場で解決できる
  • 弱点を客観的に指摘してもらえる
  • 自分の課題がわかりするべき学習がわかる
  • 成長のスピードが上がる

今は私自身が講師として生徒さんをサポートする立場になり、改めて「サポートを受けつつ自習をすると大きく伸びる」と実感しています。

独学できる人だからこそ、サポートを受けるとより一層伸びていきます。

自分の課題や実力を客観視するのは難しい

独学の難しさは、自分の弱点や英語力を客観的に見るのが難しいことです。特にスピーキングは、自分の話す英語が合っているのかどうかが1人ではわからないもの。

自分ではわからない弱点
  • 自分の話す英語は間違っていないか・不自然ではないか
  • 自分の長所・短所は何か
  • スピーキングのレベルはどれ位か

自分では話せているつもりでも、実は不自然な英語を話しているかもしれません。特に中級レベルでそれなりにコミュニケーションが取れるようになると、「自分の英語は本当にこれでいいのだろうか?」と疑問に思い始めます。

身近に英語ネイティブがいる場合は、アドバイスを求められるでしょうか?実はこれは意外と難しいのです。

  • 同僚・クライアント・友人は、わざわざ英語を直してはくれない
  • こちらからもお願いしにくい

話し相手になってもらえることはありますが、英語を教えてもらうとなると意外と気を使うものです。お礼にランチをご馳走したりするのも良いですが、それなら初めからプロの先生にお願いする方が遠慮なく相談ができるというものです。

第三者のプロから客観的なアドバイスをもらえれば、自分が取り組むべき課題が見えてきて学習の効率も上がります。

レッスンがある方が勉強に張り合いができる

英会話は、数週間や数カ月で劇的に話せるようになるものではありません。とくに独学では、自分の進歩がわかりづらく、「全然話せるようにならない」と感じてしまいがちです。張り合いがないとモチベーションの維持がしにくく、 「今日は疲れてるし、休んでもいいかな」と、つい手を抜いてしまいがちです。

その点、レッスンがあると学習にも張り合いが出てきます。

  • 先生がいれば、「次のレッスンまでに予習しよう」と学習のペーシングがしやすい
  • 英語学習に悩んだときに、不安な気持ちを聞いてもらえたら気が楽になる
  • 先生に褒めてもらえると学習に張り合いができる

レッスンがあることで英語学習にメリハリが出て、英語学習が孤独ではなくなります。私も学習者の立場でも、講師の立場でも、先生の存在はプラスに働くと実感しています。

私は音読やシャドーイングの宿題をよく出しますが、聞いてくれる人がいると頑張りがいがあるようです。

やはり、英語学習は一人で抱え込むよりも、必要な場面で人の力を借りながら進めた方が続けやすく、成果も出やすいと実感しています。

私の英語学習は独学だったのか?

私自身も「完全にひとりで」英語を習得したわけではありません。実は、いろいろなタイミングで、先生やスクールなどのサポートを受けながら学んできました。主なものを以下にあげてみます。

学習内容得られた結果
英語科の短期大学カリキュラムに乗って効率的に学び、2年間で英語を話せるレベルに到達。
ネイティブ講師との英会話レッスン自分の英語について客観的なフィードバックがもらえたり、アウトプットの練習ができた。
翻訳学校英日翻訳:TOEICのリーディングセクションで480点以上を取れるようになった。
日英翻訳:ライティングのスキルが大幅にアップ。

もちろん、授業やレッスンだけで英語が話せるようになったわけではなく、レッスン外で行う「独学」の時間がかなりの部分を占めています

独学をベースに効率よく上達するコツ

英語学習は、独学を中心に必要なサポートを組み合わせる「ハイブリッド型」が効率的です。でも、どんな勉強をすればいいのか、どう教材やサービスを選ぶか迷いますよね。ここでは、限られた時間で効率よく成果を出すための、勉強法やサービスの選び方のコツをご紹介します。

目的に合ったものを選ぶ

英語を学ぶ目的は人それぞれです。旅行のために話せるようになりたい人と、ビジネス英語をマスターしたい人とでは、学習内容も進め方も変わってきます。まずは「なぜ英語を学びたいのか」を明確にして、その目的に合った方法を選ぶことが大切です。

目的必要な学習
海外旅行旅行で使う単語・フレーズ
ビジネス英語ビジネス頻出の単語・フレーズ
TOEICスコアアップTOEIC頻出の単語・フレーズ
リスニング・リーディングの学習

同じビジネス英語でも、メールでのやり取りが中心が英語での会議に出席したり電話での対応も必要かで学習内容が変わります。自分のゴールに合わせて、必要なスキルから取り組んでいきましょう。

どの場合も単語・文法は必須なので、まずは英語の基礎力をしっかり築くようにしましょう。

自分のレベルに合った教材・サービスを使う

自分の英語レベルに合っていない教材は、難しすぎても簡単すぎても挫折のもとになります。大切なのは、ちょっと背伸びすればできるくらいのレベルを選ぶこと。

また、「読む・書く・聞く・話す」の4技能を学ぶ順番も大事です。単語や文法の土台ができていないのにいきなり英会話を始めると挫折のもとです。

スクロールできます
レベル必要な学習レッスンを受けるなら
初心者・単語・文法・発音の基礎学習
・読む・聞くのインプット中心の学習
日本人・フィリピン人講師でカリキュラムにそったレッスン
中級者・インプットを継続しながら、話すアウトプットも積極的に行う
・必要に応じて単語や文法をさらに強化
・ネイティブ講師のレッスンにも挑戦
・目的に応じて日本人・フィリピン人講師のレッスンも活用

普段の独学では、教材やアプリなどを中心にしながら、必要に応じてオンライン英会話も活用すると良いでしょう。フリートークのレッスンは中級以上になってから。初心者がレッスンを受けるなら、カリキュラムにそって練習するのがおすすめです。

ただし、スピーキングのレベルは、自分が思った以上に低くなると覚えておいてください。

読めばわかる文章でも、話そうとすると出てこないものです。そのため、スピーキング練習をするには少しやさしい内容で練習するのがおすすめです。

4技能の学習の順番や注意点については以下の記事もご参考にしてください。
【保存版】大人の英語学習で4技能はどの順番で学べばいい?効率の良い勉強法

「英語の基礎力はあるけど話せない」という人は、以下の記事も役に立つと思います。
【体験談】私が「英語を読めるけど話せない」を克服した方法

性格や生活スタイルに合った方法を見つける

学習方法や使うサービスを選ぶ際には、英語のレベルだけではなく、自分の性格や生活スタイルに合うものを選ぶのも大切です。

タイプおすすめ学習法
独学が苦手コーチングスクールで強制力のある環境で学ぶ
マイペースで学びたいアプリや教材で学ぶ
忙しくて時間が取りにくいアプリでスキマ時間に学習
人と話すのが好きオンライン英会話で学ぶ

みんなが良いという学習方法でも、自分には合わないこともあります。

無理なく続けるためには、自分との相性の良し悪しも考慮しましょう。

学習の流れ(インプット → トレーニング → 実践)を意識する

英語は知識を入れただけでは話せるようになりません。単語や文法を学ぶ(インプット)、使えるように練習する(トレーニング)、実際に会話で使ってみる(実践)という流れを意識すれば、学んだことが定着しやすくなります。

学習のタイプ勉強法
インプット単語・文法知識のインプット
多読・多聴
トレーニング音読・シャドーイング・瞬間英作文・ディクテーション
実践(アウトプット)英語日記・英会話レッスン・独り言英会話

インプットをしたら、必ず声に出すトレーニングをし、実際に使ってみるアウトプットも行います。この流れを意識して学習を続けると、英語を「知っている」だけでなく「使える」ようになります

目指すのは「使える」レベル。インプットだけで満足せずに、使う練習を必ずしましょう。

「独学7割・サポート3割くらいを目安にする

サポートを受けるといっても、毎日レッスンを受けたり、常に先生に付きっきりで教わる必要はありません。英語学習の中心は、あくまで自分自身の「独学」で大丈夫です。

独学7割・サポート3割くらいのバランスがちょうどいい。

もっと独学寄りでもいいですし、逆にサポートを多めにした方がうまくいく人もいるでしょう。人それぞれの性格や学習スタイルに合わせて、無理なく調整することが大切です。

私自身は、仕事をしながら学校に通っていたとき、レッスン時間の倍以上を自主学習に使っていました。

大人の英語学習では、仕事や家庭との両立が必要になります。頻繁にレッスンを受けるのは正直むずかしい。「レッスンで教えてもらおう」という受け身の姿勢では、学習がなかなか進まず上達も遅くなります。基本的には自分で学びながら、必要な部分でサポートを上手に取り入れるというスタイルが、現実的で効果的です。

積極的に学ぼうとする姿勢を持つ

独学でもスクールに通っても、英語の習得において大切なのは自ら積極的に学ぼうとする姿勢を持つことです。

受け身の学習をしていると、たとえスクールに通ったとしても英語は話せるようになりません。

上達する人・しない人の違いを、私が英会話スクールで講師をしていたときの事例をもとに見てみましょう。

上達する人上達しない人
予習や復習をしっかりするレッスン外の自習をしない
レッスンに積極的に参加する間違えると恥ずかしいので話さない
先生のアドバイスに素直に従って努力する先生のアドバイスに耳を傾けない
謙虚な姿勢で学ぶ自分の英語力を過大評価して努力しない

上達する人は、レッスン内でも外でも積極的に学ぼうとするので、しっかり力をつけていきます。独学もしっかり行いながら、先生のサポートやレッスンを有効活用してレベルアップしていきます。

私が成功できたのも、レッスン内外での学習を積極的におこなった結果です。

私もやった!おすすめ英語の独学勉強法

私自身、英語を身につける過程で、さまざまな独学法を試してきました。ここでは、私が実際に取り組んできて効果があったと感じる勉強法をご紹介します。

文法書での学習

文法を知らなければ文章を作ることができません。特に中学で学ぶ文法の基礎はとても大事です。私は学生時代はもちろん、大人になってからも文法書を使った英文法の勉強をしてきました

私は文法書を5、6冊持っています。

文法は、わかったと思っていても実はきちんと理解できていないことが往々にしてあります。私は気になることがあれば、そのつど文法書を開いて調べます。TOEICで900点を取得した後ですら、問題集で学び直しています。

英語で伸び悩んだ時こそ、基礎に立ち返るつもりで文法学習をやり直します。文法をおろそかにする人は、必ずどこかで頭打ちをするというのが私の感想です。

おすすめの文法書について以下の記事で書いていますので、文法書選びの参考にしてください。

【社会人向け】英文法の学習におすすめの参考書を厳選5冊!初心者から上級者まで

多読多聴

単語を暗記したり、文法のルールを学ぶだけではなく、実際にどのように使われるのか実例に触れるのも大切です。そのため、たくさん英語に触れる多読多聴は、英語学習で欠かせません。

誰かに教えてもらう必要性は無いので、独学で取り組みやすいです。

以前は英語の雑誌を購読していたり、今はもうありませんが、アルクの「ヒアリングマラソン」も受講していました。今なら無料で聞けるポッドキャストなどもたくさんあるので、あまりお金をかけずに取り組める学習です。多読は洋書を読んだり、インターネットで英語の記事を読んだりもします。

書籍なら以下のものがおすすめ。スクリプトと音声の両方があるので、多読と多聴の両方ができます。

楽天ブックス
¥1,479 (2025/05/08 10:17時点 | 楽天市場調べ)

ネットで無料で使えるサイトは以下のものが便利です。

News in Levels
VOA Learning English
BBC Learning English

アメリカ英語ならVOA、イギリス英語ならBBCと使い分けるのがおすすめ。

音読

学生時代からずっと、音読はかなりしています。英文をただ読み流す、聞き流すだけでなく、自分で声に出して読み上げることが大切です。できれば同じ文章を覚える位に何度も音読するのがおすすめです。

話せるようになりたいと思えば、会話で使えそうなダイアログを繰り返し音読してみるのも効果的です。英会話スクールで教えていたときには、レッスンで使う教材の会話文を繰り返し音読していたものです。受講生よりも、先生である私の方がよく練習していたのではないかと思う程です。

少しやさしめの文章を音読したり暗唱するのが、英会話力のアップにつながります。

シャドーイング

シャドーイングとは、音声を聞きながら、少し遅れて音声を追いかけるように発音する練習方法です。発音やリスニングの改善に役立ちます。

私がシャドーイングを始めたのは、10年以上前、英会話スクールで講師をしていた頃です。レッスンにシャドーイングが組み込まれていたので、授業の準備のために自分でもシャドーイングをしました。

今でもシャドーイングは続けています。

英語を聞き流すだけだと、つい気が散ってしまって、集中できないことも多いです。シャドーイングをすれば、音声にしっかり意識が向き、集中もしやすいです。リスニングの体力がつくとも感じます。負荷の高いトレーニングですが、特に中級レベル以上の方にはぜひ取り組んでもらいたいです。

シャドーイングについて詳しくは以下の記事もご参考にしてください。
シャドーイングの効果とは?リピーティングやオーバーラッピングとの違いも解説!

ディクテーション

ディクテーションとは、音声を一語一句書き取る勉強法です。リスニング力アップはもちろんですが、単語や文法なども含め自分の弱点を見つけられるのが特に良い点です。

私は、短大時代にディクテーションに積極的に取り組んでいました。

授業でディクテーション課題があり、ニュース英語やインタビューなどの生音声でディクテーションしていました。社会人になってからもディクテーションは時々しますが、机に座ってじっくり取り組む必要があるので続けにくい学習でもあります。

毎日は難しいですが、週に1回でも行えば、密度の高い学習ができます。時々でもいいので取り入れてみると良いでしょう。

ディクテーションの効果的なやり方については以下の記事に詳しく書いていますのでご参考にしてください。
リスニングが伸びない!ディクテーションで原因を見つける方法と原因別おすすめの学習法

瞬間英作文

一般的な瞬間英作文とは少しやり方が違いますが、音読やシャドーイングをした英文を、日本語訳を見ながら元の英文を作り出すトレーニングをよくします。簡単な文章であってもとっさに口からは出ないもの。スピーキングのスキルを上げるのにおすすめの勉強法です。

どちらも日本語を見ながら、英文を作り出す点で同じです。

先に英文を確認してから行うか、いきなり日英訳に挑戦するかで難易度は変わります。より負荷をかけるなら、英文チェックする前に瞬間英作文に挑戦してみましょう。

難易度やり方
低い音読やシャドーイングをした後に、日英で瞬間英作文
高い最初に日本語から英語に瞬間英作文してから、音読で定着

音読やシャドーイングの後に瞬間英作文をしても、意外と英文が出てこないもの。特に初心者で瞬間英作文が難しいと感じる人は、音読したあとにやってみるのもおすすめです。どちらの場合でもスピーキング力アップに効果があります。

今は瞬間英作文ができるアプリもあるので、活用すればスキマ時間でアウトプット練習ができておすすめ。

独り言英会話

短大を卒業して「英語が話せる」と気づいて英会話の楽しさを覚えた頃に、よく実践していたのが独り言での英会話練習です。1日の出来事を英語で話してみたり、1人でスピーキング練習をしていました。

今では「独り言英会話」という立派な名前がついていますが、当時はそんなことも知らずにやっていました。

相手がいると緊張して話さなかったりしますが、1人だと間違いを気にせずに自由に話せます。通常スピーキングは1人での練習が難しいですが、話し相手がいなくてもできるトレーニングとして、気軽に取り組んでみるのがおすすめです。

ライティング

「書く」というのも立派なアウトプットです。私は短大時代、英語で読書感想文を書いたり、与えられたテーマで英作文を提出するなど、ライティングの機会がたくさんありました。これがアウトプットの良い練習になっていたと感じます。

ライティングがおすすめな人
  • 英会話レッスンのハードルが高いと感じる初心者
  • 中級レベルで伸び悩んでいる人
  • 文法の正確さや表現力をアップしたい人

書く内容は、日記でも、テーマを決めた作文でも構いません。会話力を上げるためには、あえてシンプルな文章で書くのがおすすめです。表現力をアップしたい人は、いつもとは違う単語や表現、苦手な文法や構文をあえて使ってみるのも効果的。

スピーキングと違って考える時間があるので、文法の正確さを鍛えたり、新しい英語表現を使う練習になります。

独学だけでは難しいこと

英語の勉強は独学で進められる部分もたくさんありますが、一人ではどうしても限界がある分野もあります。ここでは、特に「独学だけでは難しい」と感じるスキルについてご紹介します。

発音 → 自分だけでは正しくできているかわかりにくい

多くの人にとっては英語の発音は独学だけでは難しいです。なかには音感がとても良く、聞こえてきた音声をそのまま真似して上手に真似できる人もいるかもしれませんが、そういう人は少数です。

理論は独学で学べても、正しく発音できているかは自分ではわからない。

私は高校生の頃に洋楽が好きで、真似して歌ってそこそこに英語の発音はできていると思っていました。ところが、短大で受講した発音のクラスで、そんな自惚れはこっぱみじんに打ち砕かれました。

ダイアローグを読み上げて音声を提出するのですが、先生に添削されて返ってきたのは10点満点で3点という散々な結果でした。

授業では以下のようなステップで英語の発音を学んでいきました。課題提出が何度かありましたが、私は出来が悪すぎて「再提出」を命じられました。あまりに悔しくて、それから先生のオフィスに通って指導してもらい猛練習しました。

私の発音矯正のプロセスは、以下の記事に詳しく書いています。上達のコツも書いているのでご参考にしてください。
【発音上達のコツ】私が日本でネイティブ並みの英語発音を身に付けた方法

私の経験から言えるのは、発音はちゃんと指導してもらわないと自分では直しにくいということです。お手本の音源と聴き比べても、どこがどう間違っているか、どう修正すればいいのか自分ではわからないのです。

今は自分が発音を指導する側にいますが、やはり第三者のプロから指導してもらう方が効率良く上達していきます。

英文法 → わからないことは先生に質問する

英文法は独学でも学習は可能ですが、文法書を読んでもよくわからないことがあります。文法ルールは暗記すれば良いと考える人もいるかもしれませんが、実際はそんなに単純では無いのです。

完了形の用法、冠詞、名詞の数など、日本語にない概念はすぐには理解しづらい。

疑問点などを直接先生に聞けると学習の効率は上がります。最終的には、たくさん実例に触れ、実践しながら感覚をつかんでいくのですが、サポートがあると理解しやすいです。

英文法は、ネイティブよりも日本人講師に学ぶ方がおすすめです。ネイティブは文法を感覚で使っているので、論理的な説明ができないケースが多いからです。日本人でも帰国子女や海外経験の長い先生は、ネイティブに近い感覚の人も多いです。

日本で英文法をきちんと学んだ先生がおすすめ。

日本人講師とネイティブ講師を上手に使い分けましょう。

  • ネイティブの感覚を聞きたいなら→ネイティブ講師
  • 文法をわかりやすく説明してもらうなら→日本人講師

読解→先生に指導してもらうと成長が早い

読解も一人で悩むよりも先生に付いてもらっても学ぶほうが成長が早いです。正しく英文を読み解く「精読」は一人では行き詰まりがち。文法や単語の用法、構文理解など、色んな知識が必要なので、独学だけでは時間がかかるのです。

多読は1人でもできるが、精読は1人では時間がかかる

私は翻訳学校で学んだおかげで、読解力が大きく伸びました。それまでTOEICのリーディングスコアが伸び悩んでいたのが、翻訳の授業で精読した結果、リーディングセクションで満点近い点数を取れるまでになりました。

精読の効果を実感し、講師としても読解指導に関わるようになりました。やはり、生徒の読解力の伸びは顕著です。

レッスン内容生徒の変化
大学での英文講読TOEIC300点台の生徒が600点を取得
英検の長文精読読解の正答率がアップして無事に合格

読んで理解できない英文はリスニングでも理解できないので、読解力が上がるとリスニング力の向上にもつながります。スピーキングには直結しませんが、英語力の土台ができるのはプラスには働きます。

ライティング→フィードバックで上達が早まる

ライティングは、間違いを直してもらったり、客観的なフィードバックをもらえると成長が早いです。アウトプットの練習にするだけなら1人でも良いですが、自分では間違いに気づきにくいです。

自分の英語の間違いや弱点に自分では気づけない。

自分が書いた英文を添削してもらい、以下のようなポイントをチェックしてもらうと課題点が見えてきます。

添削でチェックしてもうポイント
  • 単語や熟語などが正しく使われているか
  • 文法が正しく使えているか
  • 文法的には正しくても、不自然な英語になっていないか
  • 表現が単調になっていないか

中級以上の人は、「表現の自然さ・バリエーションの豊かさ」なども磨いていけると、レベルアップにつながっていきます。

フィードバックがあれば上達が早くなります。

ライティングで間違えることは、スピーキングでも必ず間違えます。単語・文法の用法が正しく理解できていないということなので、学び直しが必要になります。ライティングで自分の弱点が明確になるので、今後の学習にも活かせます。

スピーキング→実践練習とフィードバックが鍵

一人でのスピーキング練習も可能ですが、英会話のスキルを伸ばすには実際に人と話す練習が必要です。英会話レッスンで先生と話す機会をぜひ持ちたいです。

スピーキングは実践してこそ自信がつき、先生からのフィードバックが上達を加速してくれる。

ただし、英語のレベルによってレッスンの受け方は変わってきます。とにかく話すことに慣れる必要がある英会話初心者と、ある程度会話ができてさらにレベルアップを目指す中級者とでは、課題が変わってくるからです。

レベルレッスンの目的
英会話初心者・話すことに少しでも慣れる
・「通じた」という成功体験を積み重ね自信をつける
中級以上・会話の流暢さを上げる
・表現のバリエーションを増やす
・正確さも上げる

英会話初心者は、最初はあまり間違いを気にせずとにかく話す練習をしてみましょうつたない英語でも「通じた!」という経験があれば、それが自信にもつながり、話すことへの苦手意識を克服していけます。

一方、ある程度会話ができる中級レベル以上の人は、さらなるレベルアップのためにフィードバックが大切です。自分英語が間違っていないか、不自然でないか先生からのフィードバックを積極的にもらうようにしたいです。

目的・レベル別 おすすめの英語学習サービス

ここでは、これまでの内容を踏まえて、「独学をベースに必要なサポートを組み合わせる」学習スタイルに合ったサービスを、目的・レベル別にご紹介します。どれも自宅で使えるものばかりなので、無理なく取り入れやすいですよ。

効率よく学びたい人に|コーチングスクール:トライズ

「短期間で成果を出したい」「独学が苦手」と感じる方には、コーチング型のスクールが最適です。

英会話コーチングのトライズ(TORAIZ)は、専属の日本人コンサルタントが学習計画を立ててくれ、学習者に寄り添って伴走してくれます。ネイティブ講師のレッスンもセットになっているので、トライズだけで英語学習が完結するのも嬉しいです。

トライズのおすすめポイント
  • 自分に合うカリキュラムを作成してもらえるので効率よく上達できる
  • 日本人のコンサルタントが伴走してくれるので、挫折しにくい
  • ネイティブ講師のレッスンで実践もできる
  • 定期的なレベルチェックで自分の上達が目に見える

毎日の学習は基本的に自分で行いながら、必要なタイミングでサポートが得られる“独学+サポート”の理想的な形と言えます。

従来型の英会話スクールや、オンライン英会話に比べて高額になりますが、結果をしっかり出したい人におすすめです。独学が不安、一人で勉強を続ける自信がない人は、トライズで1年間徹底したサポートの下で学べば、支払った金額だけの結果が得られてコスパがいいとも言えるでしょう。

トライズのサービスについては以下の記事で詳しく書いていますのでご参考にしてください。
ベテラン英語講師がトライズ(TORAIZ)を徹底解説!高い料金に見合う効果はあるのか?

英語学習初心者に|オンライン英会話:Kimini英会話

英会話初心者の方には、カリキュラムがしっかり整っていて、予習・復習もしやすいKimini英会話がおすすめです。

Kimini英会話のおすすめポイント
  • 最初のレベル診断で自分のレベルに合うレッスンがわかる
  • カリキュラムがしっかりしていて、迷わす学習できる
  • レッスンごとの予習・復習がしやすい
  • バランスの良い英語学習ができる

初心者ほど独学の部分が大事になりますが、教科書などでの独学だけではモチベーションが続かなかったり、何をやればよいかわからないことも多いです。その点、Kimini英会話は通信教育で有名な学研が運営しており、基礎から段階的に学べるので、学習に不安がある人にも安心です。

私もレッスンを体験してみましたが、カリキュラムがしっかりしていて初心者に特におすすめと感じました。

習慣化しやすい仕組みになっているのも嬉しいポイントです。コーチングスクールのような強制力はありませんが、カリキュラムにそって学べるので初心者でも学習が進めやすいです。

英会話中級者に|オンライン英会話:QQEnglish

中級以上の方で、文法の実践力をつけながらしっかり会話練習したい人にはQQEnglishがおすすめです。
講師は全員TESOL資格を持つフィリピン人のプロ講師。全員が正社員として採用されていて、オフィスからレッスンを行うので、通信状態が良く安心してレッスンを受講できます

QQEnglishのおすすめポイント
  • 講師の質が高く安心してレッスンを受けられる
  • カランメソッドなどのトレーニング・レッスンが受講可能
  • 日常会話からビジネス会話まで幅広いレッスンがある
  • レッスンの録画機能があり復習がしやすい

QQEnglishはレベルに応じたカリキュラムが豊富で、カランメソッドや「R・E・M・S」など独自のレッスンメニューもあります。

オンライン英会話では珍しく、講師が全て正社員として働いています。レッスンの量よりも質を重視したい人におすすめのスクールです。

スキマ時間にトレーニングしたい人に|アプリ:シャドーイングバディ

忙しい人や、スマホでサクッと勉強したい方にはアプリでの学習が便利です。英会話コーチングのトライズが提供するアプリ「シャドーイングバディ」は、シャドーイングと音読を組み合わせたトレーニングでリスニングとスピーキングを効果的に鍛えることができます

シャドーイングバディのおすすめポイント
  • 毎日、自分の英語発音を添削してもらえる
  • シャドーイング学習についてLINEでプロに質問ができる
  • スマホで手軽にスキマ時間で学習できる
  • レッスン付きプランなら毎日ネイティブ講師のレッスンを受講できる

プレミアプランを選べば、通常の音読添削やLINEでの学習相談に加え、トライズのネイティブ講師とのグループレッスンが受け放題になります。

「独学+学習サポート+ネイティブとの実践練習」で、効率よく英会話スキルが身に付けられます。

通常のトライズのコーチングサービスと比べると、受けられるサポートは限定的です。それでも、予算が抑えながら独学+実践練習ができるのはかなり魅力的

シャドーイングバディーについて以下の記事で詳しくレビューしているので、気になる方は合わせてお読みください。
【徹底レビュー】シャドーイングバディーの効果や口コミ・評判を英語講師が解説

スピーキングを独学で鍛えたい人に|スピフル/ディアトーク

独学でアウトプットを強化したい方には、スピフルやディアトークといったスピーキング特化型のアプリもおすすめです。どちらも英語コーチングで有名なプログリットが開発したアプリ。スマホで手軽に会話練習できるのが魅力です。

オンラインレッスンを開始する前のトレーニングに使ったり、オンライン英会話と併用すると効果的に英会話スキルが伸ばせます。

スピフルでは「瞬間英作文」と「独り言英会話」の両方が手軽に行え、AIの添削も付いています。ディアトークはAI講師相手に英会話練習が可能。フィードバックがあるので、効率よくスキルアップしていきます。

スピフルのおすすめポイントディアトークのおすすめポイント
・「瞬間英作文」と「独り言英会話」が効果的に行える
・AIによる添削でフィードバックが得られる
・すきま時間で英会話に必要な基礎力がつけられる
・予約不要で、毎日10分の英会話練習ができる
・フィードバックで英語の表現力を磨ける
・忙しい人でも、すきま時間で学習がしやすい

教科書を使っての独学よりもアプリを使う方が効果的に学べ継続もしやすいです。オンラインレッスンの予約がめんどくさい、忙しくてレッスンが取りにくい人にもおすすめです。

スピフル、ティアトーク、それぞれのレビューを以下の記事に詳しく書いていますのでご参考にしてください。
スピフル(SUPIFUL)の効果や口コミ・評判をプロ講師が徹底レビュー
ディアトーク(DiaTalk)をプロ講師が体験!効果や口コミを本音でレビュー

2つのアプリの使い分け方は以下の記事をご参考ください。
【徹底比較】スピフルとディアトークの選び方を英語講師がわかりやすく解説

まとめ|独学だけにこだわらず、自分に合ったやり方を見つけよう

英会話ができるようになるには独学も大事です。でも、1人で全部やろうとする必要はありません。今はオンラインスクールやアプリなどの便利なツールがたくさんあります。独学にこだわらず上手にサポートを活用するのが成功の秘訣です。

「独学+サポート」のハイブリット型学習なら、英語学習が続けやすく結果もより早く出せます。

自分に合った学習方法を見つけられれば、今の時代、留学などせずにも英会話はできるようになります

英語ができるようになれば、仕事や人生の可能性が大きく広がります。この記事を参考に、「英語を話せるようになる」という皆さんの夢を叶えるために、ぜひ1歩踏み出してみてください!

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